
「最高の知性」を持ちなさい
「どうすればちゃんと伝わるんだろう?」
想いや考えを正確に伝えたい時、なかなか伝わらずに困惑した経験はないでしょうか?
・何かのモノを売りたい時
・友達や恋人と理解し合いたい時
・上司や部下と仕事を円滑に進めたい時
それぞれのシーンで「なんで伝わらないの、どうすれば上手く伝わるんだろう。」とお互いの理解が食い違ってしまう経験は、誰にでも一度や二度はあるはずです。
コミュニケーション(=会話)は、生きていく上で絶対に必要不可欠です。仕事をする上でも、恋愛をする上でも、家族を築く上でも、あらゆる場面で必要です。今日は、あなたが伝え方に悩んだ時、力になれるように私が思う「会話する際に絶対に必要な考え方」について綴ろうと思います。あなたの元に精一杯の運を届けますので、是非明日から実践してみてください。
まず始めに、あなたに質問です。
誰かに何かを伝えようとする際にどういった点が
1番大事だと思いますか?
シチュエーションは色々考えられます。
・広告宣伝する際のキャッチコピーやデザイン
・営業で面と向かってメリットを示す時
・恋人と仲直りしたい時
・上司や部下に自分の考えを正確に伝えたい時
もう少し言うと、あなたが当事者ではなく、
伝えたいことを抱えてる第三者にアドバイスする立場なら、その時なんとFBするでしょうか?
当事者として考える時以上に、人に教える時には何倍もの精度の言語化が求められます。もちろん正解はないので一度口に出してみてください。
問いに対する私の答えは、
「聞くこと」です。
売りたいのであれば、世間の声と顧客の声を。
理解し合いたいなら、恋人や友人や上司や部下の声をちゃんと聞くことです。
「そんな答えなら簡単や。」とそう思いましたか?
でも、理屈で理解できた気になっても「聞くこと」を感情で理解できている人は、世界中探してもほとんどいません。
それを今から証明しましょう。
あなたにもう一つ質問します。
「あなたの話を聞いてくれる人は誰ですか?」
・・・
おそらく即答できないでしょう。
もっと言うと「聞いてくれる人はいないかもしれない」と思った人もきっと少なくないんじゃないでしょうか。
これが現実です。
ほとんど例外なく、この質問に答える人には一瞬の沈黙が生まれます。即座に該当者が浮かばないのです。かくゆう私も即答できませんでした。
聞いてくれる人が明確にいると答えられる人は、少数派。付け加えると、聴いてくれる相手として出てくるのは、配偶者や親兄弟、親友など、浮かんでもせいぜい1〜2人です。
つまり何が言いたいのかわかりますか?
「この人になら本音を曝け出せる。」と
本物の信頼関係が築けている人は、
世界中でたった1〜2人だということ。
もし、「1〜2人もいれば十分でしょう。」そう考えている人は、伝え方を改善することは難しいかもしれません。大事なのは、そこではない。
この事実の解釈を変えると、
「聞ける人」がそれだけ少ない
ということです。
自称聞き上手を名乗る人は世の中ごまんといますが、先程の問いであなたが体験したように、本当に聞いてくれる人は100人中10人もいません。
「ヒヤリングが命」だと言われる営業の世界で見てもキャリアをスタートさせた際には、大抵商材理解から入ります。「どんな商材で、なにができて、どういう営業トークで提案するのか」に時間を費やし、ヒヤリング(=聞くこと)の教育フォーマットを明確に完成させている企業など国内を見てもほとんどないでしょう。それくらい、現段階で「聞くこと。」の能力は希少価値が高くなっています。
改めて理解してほしいのは、
何を話すかではなく、どう伝えるか。
であるということ。
これが本当に大事です。どんなに魅力的な営業トークを作り出したとしても、目の前の人に伝わらなければなんの意味もありません。
人によって全て違う。
興味があることも、苦手にしている人柄も、面白いと思うものも、なにもかも。
だから、まず何よりも、「どんな人なのか」をちゃんと知ろうとすることです。
でも、「人の話しを聞いたら?」と言うと、
よくこんなことを言ってくる人がいます。
「人に興味がないんですよね。」と。
私から言わせれば、それは本当に「伝えたい」と思っていない証拠です。別に伝わろうが伝わらなかろうがどっちでもいいと考えている。
だから、伝え方を工夫しようとしない。
伝え方を工夫しようとすると、
必然的に相手への興味は生まれます。
今共感しているのかいないのか、面白いと思っているのかいないのか、自分のことを疑っているのかいないのか、そんな繊細な感情を読み取ろうと自然に意識が向くはずだからです。
〇〇さんに相談したい!と思ってもらえているなら、あなたがちゃんと聞けている証拠です。
聞く能力がつくだけであなたの伝え方や表現力は何倍にも膨れ上がります。
これを最後まで読めたなら、これからあなたの表現力は爆発的に引き上がっていくはずです。
いつの日か、あなたの表現を目の当たりにする日を楽しみに待っています。