機能美を極めた、店舗併用住宅のシンプルモダンなエクステリア
施工前の状態。
黒の外壁と木目の玄関ドアがシックな外観。
店舗用とご家族用、玄関を2か所に配したエントランスは、ご家族にとってもお客様にとっても使いやすく機能的であることが求められます。
そして、こちらが完成したエクステリア。
店舗に見えることよりも、建物との一体感や機能性にプライオリティを置いて
住宅の一部を店舗とする店舗併用住宅は、自宅にいながらお客様をお迎えし、さまざまなビジネスができる今注目の住宅スタイル。
開業を考える方にとっては、家賃や通勤時間をかけずに、家で家事や育児をしながら商売ができるなど、たくさんのメリットがあります。
ただ、自宅にお客様を迎えるにあたって室内は仕切ることができても、外構に関しては家族の生活動線とのゾーニングをはじめ、デザイン的にも店舗側だけ外観が浮いてしまったり…と特有の悩みも多いものです。
2つの玄関ドアが並ぶ上野様邸も、実は店舗併用のお住まい。
とはいえ、濃淡のグレーでまとめられたシックでモダンな外観は一方が店舗とは思えない、一体感のあるデザインに仕上がっています。
店舗併用とはいえ、その存在を目立たせる必要がない場合、住宅としてのデザインを優先しても問題はありません。
お客様はもちろん、ご家族にとっても使いやすさや心地良さを重視した結果、まさに「機能美」が際立ったのが上野様邸のエクステリアです。
エントランス側とのギャップを楽しむ、曲線がやさしいテラスガーデン
お庭はご夫婦のリクエストにより、リビングから出入りしやすいよう、タイルテラスに。
ホワイト系の大判タイルを貼り合わせたフロアは、明るく広々と感じられます。
テラスの中には、エントランスの直線的なイメージとはガラリと雰囲気を変え、やさしい曲線を描いたレンガの花壇が設けられています。
ハーブや野菜といった「食」に身近な植物を植える、キッチンガーデンとしても使いやすい位置です。
お庭のコーナーに目を向けると、花壇にテイストを合わせた曲線ラインのデザインウォールが佇みます。
素朴な塗り壁に設けられた小さな窓からは、夜、マリンライトの照明が灯り、温かい光の演出が楽しめます。
ご家族でお庭をゆっくりと楽しむひととき、目に浮かびますね。
ご家族の暮らし、そしてお店に訪れるお客様、双方の心地良さを求めたエクステリアは、決して奇をてらうこともなく、さりげない心配りが要所に感じられるデザインとなりました。
住居と店舗、2つの玄関をコンセプチュアルに繋ぐアプローチ
上野様邸の外構の形態は、玄関やアプローチを隠さないオープン外構といわれるスタイル。
そのため、エントランスから駐車スペース、アプローチに至るまで、遮るものも無く、広々と開放的な景色が広がります。
当初、それぞれ独立していた玄関ポーチは、連結して行き来をスムーズに。デザイン的にも連続性を持たせています。
お客様の動線には、前面道路から直接アプローチできる通路を用意。
赤ちゃんをお連れのお客様が来店されることが多いため、ベビーカーのままお店に入れるようスロープも設置しています。
とはいえ、あからさまに見える位置ではなく、門柱の背後というレイアウトにもデザイン的な配慮が感じられますね。
店舗でありながら住居でもある、というコンセプトが要所から伝わります。
直線的なデザインを優雅に和らげる、天然石や木目のテクスチャー
直線的でシンプルを極めたエクステリア、それを和らげているのが自然な風合いが感じられる素材使いです。
アプローチには、花崗岩を加工した天然石タイル「マレアストーン」(TOYO)を敷き詰め、重厚感を演出しています。
流れるような紋様は荒々しくもあり、素朴でもあり…。
自然の中で生み出された石肌の風合いは、人工的な素材の中で、植栽の木々の緑とも相まって、景観をゆったりと和らげてくれます。
門柱に貼り合わせたのは、杉板を模したグレイッシュなタイル。
平面的になりがちな壁面が、味わいのある杉のマーブル模様で温かな雰囲気に包まれます。
現代のスタイリッシュな景観には欠かせない天然の風合い、これをアクセントに取り入れることで、機能的でありながら心地良い、優雅な空間が形作られています。
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