縦格子スクリーンが優雅な空間を生み出す、セミオープンスタイルの二世帯住宅
施工前。ご両親とお子さん家族、二世帯のドアが前後に並ぶご新居。
駐輪スペースの確保などのほか、玄関への動線をきちんと分けたい…といったリクエストをいただきました。
完成したエクステリアがこちら。
セミオープンスタイルが生み出す贅沢な開放感
一見、閉ざされたような空間に見える深瀬様邸。
実は横から見ると、スライディングドアとスクリーンフェンス、それぞれの間には何一つ隔てるものがないセミオープンな外構です。
中央には、二つの表札を取り付けられたレンガ積みの角柱とクラシカルな門灯。
縦格子で構成されたシャープでモダンな印象の外観に、温かみのある素材が入ることで愛着の高まる景色が生み出されます。
足元には一枚一枚、同じものが一つとして存在しない表情豊かな天然石調のタイル。
味わいのあるアプローチに歩みを進めると、芝生の緑が目にも鮮やかな主庭へ。
木調フェンスを背景に佇むのは、レンガ積の立水栓。
面積的には広いとはいえないスペースですが、門塀まで斜めに伸びたアプローチに沿ってレイアウトされたお庭は、シンプルながら庭を愉しむ心豊かな潤い溢れる空間です。
限られた空間で要不要を棲み分けた、シンプルなレイアウト
縦格子のスライディングドアと、少し奥にレイアウトされた縦格子のスクリーン。
互い違いに配されたシックでモダンな目隠しが印象的な深瀬様邸。
大小のスクリーンのフレームが生み出すダイナミックな景観が目を引きます。
親世帯と子世帯が居を共にする二世帯住宅は、家だけでなく外構設計にもそれぞれの生活スタイルや、使い勝手に合わせた細やかな配慮が必要になります。
深瀬様のお住まいも左側には子世帯、右側には親世帯の玄関が配され、それぞれの日常生活に合わせた生活動線や、ライフスタイルに合わせた機能が、限られた空間の中にしっかり組み込まれています。
不思議なことに、そこに感じられるのは明るく開放的な空気感。
それぞれの必要・不必要なものを棲み分けた、スマートで無駄のないデザインは、ホッと一息付けるような安らぎに満ち溢れます。
光が映し出す、素材の温かみが印象的なライティング
夜の景観を彩るのは、門灯のやわらかな光。
そして、グランドライトやアップライトによって映し出される木々や草花の趣やタイルの石肌…。
それぞれの風合いは、昼間とはまた違ったラグジュアリーな表情を浮かべ、街中でも上品な存在感を放ちます。
ご家族にとっても、優しい光に包まれた我が家に帰るひとときは、心安らぐ瞬間になりそうですね。
それぞれのライフスタイルに合わせたフレキシブルなゾーニング
お庭の植栽にはオリーブ、他にもフェイジョアやレモンなど、お母様がお住まいだった小豆島をイメージした木々を選びました。
明るい銀白色の葉色や個性的な枝葉が生み出す景観は、穏やかで温かい気候に思いを馳せることができそうです。
親世帯、子世帯それぞれの玄関ポーチに向かうアプローチは、玄関と門袖との行き来をさりげなく左右に割り振ったゾーニングに。
一方、親世帯の前に広がる土間コンクリートのスペースは、今は車を所有されていないため、ご家族3人分の駐輪場となっています。
もちろん、来客時には駐車場としての転用も想定されています。
将来、お子さんが車を利用する時期を迎える時には嬉しい配慮ですね。
正面に設置した縦格子の伸縮扉「サイドーレR2型」(三協アルミ)は、片手でも大きなバーハンドルの操作で軽く折り畳めるので、お子さんや奥様でも開閉には手間取りません。
場所も取らない省スペース設計なので、車を停めることになってもお庭を広く使えそうです。
家族を取り巻く状況はいつまでも同じとは限りません。
シンプルに描かれたレイアウトは、変化していくライフステージや多様な暮らし方を想定し、フレキシブルな設計がなされているのです。
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