不妊…?と思ったら、まず見直したい身体づくり
はじめに
子どもが欲しいと思って、妊活を始めたけれど思ったよりすぐに妊娠しない。
すぐに妊娠すると思っていたけれそ、そうでもない?と妊活を始めた方にはこのような現実があるのではないでしょうか。
もともと妊娠自体、排卵のタイミングやお互いの身体のバランスが整っていないと妊娠は難しいです。
今回は不妊の定義を確認しながら、妊活のために見直したい身体づくりについてご紹介します。
〈このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です〉
そもそも「不妊」って?
不妊の定義では「生殖年齢の男女が避妊せず定期的に性生活を送っているにもかかわらず、1年以上妊娠しない状態が続いたときを一般的に「不妊」と考えています。
不妊には、さまざまな原因がありますが
・加齢
・受精、排卵、着床、精子の輸送に関するトラブル(女性側)
・精子の状態、精子の通り道に関するもの、性交渉が出来ないなどのトラブル(男性側)
などがありますが、男女共に共通するものは「加齢」によるものになります。
男女とも加齢により、妊娠する力/妊娠させる力が低下します。
女性は30歳を超えるとこの妊娠させる力が減少していくとともに卵子の質も低下します。卵子の元となる細胞は、胎児の時につくられ卵巣の中に蓄えられこれが成熟し排卵されます。
そして、この卵子は病気やストレス、不規則な生活習慣などによって衰えが加速するといわれています。
妊活中に特に食べたいもの
葉酸
妊活中から初期の葉酸不足は「神経管閉鎖障害」という先天的な異常が出るかもしれない可能性があります。これは脳や脊髄のもとになる神経管がうまく作れないため、無脳症や二分脊椎などがあり無脳症の場合には妊娠が継続できないことがほとんどです。
この神経管は妊娠6週(受精してから4週目ごろ)に作られるため、妊娠前から葉酸を摂取しておく必要があります。
基本的にこちらはサプリで接種するとよいでしょう。
鉄分
鉄分は血液をつくる材料にもなり、全身に新鮮な酸素を送るのに欠かせません。
妊娠をすると、胎児や胎盤に多く使用され消費されるため日頃からサプリで摂取する必要があります。
もし、妊娠した場合でも鉄分は多く消費し続けます。サプリや食品で鉄分を摂っておきましょう。
鉄分が多い食品
・レバー(豚・鳥・牛)
・赤貝
・目指し
・砂肝(生)
・かつお(生)など
ビタミン(A、C、E)
妊活中にとっておきたい要素として上記ビタミンがすすめられます。
ビタミンA・C・Eは抗酸化作用をもち、卵子を酸化ストレスから守ってくれます。
ビタミンAは、細胞の細かい分裂や分化に深く関与しており、妊娠の維持や胎児の発育に不可欠。
ビタミンCは妊娠高血圧症、子宮内胎児発育遅延、母体の貧血など、妊娠合併症のリスクを低下させる役割があります。
ビタミンEは、抗酸化作用があり卵子の老化予防などにつながります。
ビタミンA:ほうれん草、にんじん、かぼちゃ
ビタミンC:さつまいも、じゃがいも、ブロッコリー
ビタミンE:かぼちゃ、だいこん、アーモンド、卵
すぐに身体は変わらない
妊活に向けて、急いで食事を変えても実際には何も変わりません。
少しずつ、ゆっくりと身体に栄養素をしっかり取り入れていきましょう。
サプリと併用しながら、必要量を身体に取り入れるように準備を整えていくといいですよ。
おわりに
妊活・妊娠中と、ともに栄養は必要ですが、胎児の障害にも発展してしまうケースがある妊活〜妊娠中は特に注意していきたいですね。
普段の食事から必要な栄養素が摂取できているか。、食事内容と比べてみてくださいね。