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週末レビュー(2023/02/19)

宇宙ネタが多め。

週の出来事と雑感

暇があれば宇宙兄弟を見ている。
先々週くらいから見始めて、66/99話まで来た。

読んだ本・観たもの

白田 英雄、”日本宇宙開拓史”
日本の宇宙開発についてまとめられた本。
“逆転の発想”の著者である、糸川英夫博士などが取り上げられている。
この本は気になったのでまたの機会に読むとして、今はNASA中心とした世界の宇宙史の方が気になったので、途中でやめてしまった。

鈴木 喜生、”宇宙プロジェクト開発史アーカイブ”
世界、特に米露(ソ連)中心としたこれまでの人類の宇宙への挑戦が、カッコ良すぎる写真とともにまとめられている。

自分自身、短期成果ではなく後世に残る仕事をしたいと日々思っているのだが、1958年から脈々と受け継がれる宇宙に向けた取り組みを見て、「これが人類を前進させるということか」と考えさせられた。
ただ金儲けとかビジネスに夢中になるのではなく、そういう仕事を目指していきたい。

あと、どうしてここまでロケットの燃料タンクが大きいのか知らなかったが、運動量保存の法則から、あの速度を出すのにどうしても必要になるらしい。(車はタイヤで地面を蹴って進めるが、宇宙だとそうはいかない)

さらに、必要な燃料(推進剤)の重さは、ツィオルコフスキーという人が1897年に発表したロケット方程式で求められる。その計算法は今でも使われているというのだから驚きだ…

■ロケット方程式:
(推進剤の重さ) = (ロケット本体の重さ) × {e^(到達速度 / 排気速度)- 1}

ロケットの進む原理(運動量保存の法則)
投げると言ってもガスを噴出する
本書より
本書より

ピックアップニュース

宇宙兄弟にも、こういったマスコミは出てくる。
想定内のエラーが起きたことによる中止は、言い換えればセンサー等が正確に作動し事故を未然に防いだ"成功"だと思う。失敗はエラーを検知できず、打ち上げ後に爆破することとかだ。

こういうことを言ってしまう記者は恥ずかしくないのだろうか。それとも"失敗"を引き出さないといけない、想像を絶するような会社からのプレッシャーがあったのだろうか。

こちらは世の中的には明らかな"失敗"と認識されているようだ。
ホンダジェットと違い、現地生産にこだわり続けたことなどが原因のよう。

数百万の部品を要する計画だっただけに、下請け企業への影響は計り知れない。WBSのインタビューでは、最近一億円近い設備投資をした社長の、行き場のないやるせなさや怒りが映されていた。

宇宙兄弟でも、「宇宙飛行士を飛ばすために、これだけの人たちが関わり、支えてくれている。」というシーンがある。それを自覚し、三菱から下請け企業へ何らかの救済措置がなされることを願う。

一方で僕が身を置くHR業界は、在庫や設備投資リスクがないから何でもチャレンジできるし、変化のスピードも早くて面白い環境だと思っている。
これまで投資の優先度は低かっただろうが人的資本経営などで注目されつつあるし、まさに「人類は月に行けるらしい」といった、みな半信半疑で、だからこそ何でもできる、これから飛躍が起こるタイミングではないだろうか。

目標進捗状況

こんな感じ。


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