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散髪と図書館

学校へ行った。特に講義はないのに。

髪を切りに行くついでだった。雨は止んでいて、これなら自転車に乗れるからついでに行ってしまおうと思った。空は濃い灰色で今にも雨が降りそうだったけど、結局最後まで降ることはなかった。
散髪を担当してくれる人とはよく話す。でも最近は話のネタが似通ってきて、「あ、これは前も話したな」なんて事がある。3ヶ月に一回程度のペースで散髪に行くから、理容師の人は前に何を話したのか忘れているに違いない。
大学生のうちに一度、髪を染めてみたかった。
生まれてこの方、髪を染めたこともなければワックスをつけたこともない。名前のついた髪型(例えばツーブロックのような)にしたこともない。いつも「髪の量をへらすくらいで」とか「前と一緒で」としか注文はしない。
髪を染めることに少し憧れがある。似合うかどうかは別問題だが。どうせやるなら、明るい金色とか白色にしたい。髪は痛むそうだが、若いうちしかできないと思う。

学校には、研究をするつもりで行った。図書館に行って、それらしい書籍を3冊、雑誌を8冊程度抱えた。本は意外に重い

図書館は自分のペースに持ち込めなくて少し居心地が悪い。なにか考える時、ホワイトボードと独り言が話せる空間が必要だから。
それに、他人の目が怖い。自意識過剰なのは重々承知しているが、怖い。なにか話し声が聞こえると自分の悪口ではないかと不安に思う。だから、イヤホンをつけて音楽を流して、できる限り聞こえないようにする。
昔は先生の研究室が一番居心地が良かったのだけれども、先生は最近いなくなってしまった。

今日は外に出て、頑張った日。明日は講義。
明日も一日頑張って生きよう。

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秋瀬憂
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