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パスポートの優位性

この間、フィリピン人の友達と話した際に改めて国籍・持っているパスポートによって自由って限られてしまうんだなと感じたため、noteにしておきたいと思った。

日本人として当たり前に暮らしているとパスポートの優位性などあまり考えることはないかもしれないが、フィリピン人の友達と、どこの国に行ったことがあるかの話になった時に、私は当たり前にカナダ、アメリカ、イギリスの話をしたものの、フィリピン人の友達からすると日本に行くにもイギリスに行くにもアメリカに行くにもビザが必要であり、しかもそのビザを取得するにはお金も時間もかかるためそう簡単に旅行がてら行けるものではないことを知った(まあ一定期間あれば行けないことはないが、日本人よりもハードルは高い)。

もちろん日本人もアメリカならESTAなど申請が必要なものもあるものの、世界のパスポートランキングでは日本は2023年に3位となっており、189の国にビザなしで入国・渡航ができる。
それと比較するとフィリピンのランキングは75位、66カ国となっており日本の1/3の数になる。
調べてみて初めて知ったものの、思ったよりもランキングが低く驚いた(この理由についてはまだ勉強中なものの、外交関係・治安など複合的な理由らしい)
以下、ランキングの参照:
(https://esta-center.com/passrank/index.html) 

フィリピン国籍の場合、例えば日本にshort stay (90日以内)で行くにしてもビザの申請が必要かつfeeは3000円くらいはしてくるらしい。

ちなみにアメリカへのshort stayは$185ということ。まだまだ平均所得が低いフィリピンでは観光で国外に出るということは簡単ではないだろうなと感じた。
(https://www.boundless.com/immigration-resources/applying-for-us-tourist-visa-from-philippines/)

もちろん日本人でも189全ての国に行くかと言われたらそうではないし行く国は限られてくるが、選ぶ国の範囲が決まってくる、かつお金も時間も取られるとなると、やはり海外旅行一言に言っても行く国は異なってきそうだし、アメリカや日本含めアジア、ヨーロッパへの旅行や短期留学のハードルも上がりそうだ。

ただ、フィリピンでは人口の10%が海外へ出稼ぎに出ているので、働く目的で海外に出ているフィリピン人は多いと思う。
(国外通貨がかなり多いのもフィリピンの特徴)

日本人とフィリピン人のハーフを仕事柄よく見る・関わるが基本的にはみんな両親が離婚(ほぼ99%がお父さん日本人→日本国籍)している場合でも日本国籍を持っている。
(フィリピンではハーフの場合、市民権を取得できるため)

国籍で人生が変わるというのはほんとだと思うし、どこかの国の国籍を取るためにその国で子供を産むということもある。

日本にいるとそんなこと考えもしないものの、久しぶりに海外へ出て実際に外国人の友人と話をした時にそういった話をすることで改めて日本人として日本国籍を持っていることへのありがたみを感じたとともに、パスポートや国籍一つで人生が変わる・不平等があるということも痛感させられもやっともした出来事だった。



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