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初めてのリティク「バンバン!」
初めてリティク・ローシャンというインドの役者さんを知ったのが、今年の2月です。2023年の2月。ついこの間ですね。マジか。ちょっと今自分で書いててビビりました。
知るきっかけになった日記を書いてますのでよかったら。
映画感想
始まりはツイッタのRT。流れてくるその宣伝動画をちらっと見ました。
こちらです。
銛の付いた縄で壁垂直登り、水上バトル、なんかものすごいジャンプして両脇から花火ばーん!
「あ、これは自分、好きそうだな」と瞬間思いました。こういう勘はそこそこ当たるので、観る事に決めました。
トム・クルーズの「ナイト&デイ」のリメイクとも聞いたので、事前に観ておこうと思い、アマプラで視聴しました。
ナイト&デイを観た感想が「……銛の付いた縄で壁登りもしないし、水上バトルもないな。ジャンプして花火はまぁトムがやらないのは分かるとして。共通しているシーンが向かい合わせでヒロインが発砲してるとこだけなんだが?」で、リメイクの映画が本当にこれなのか再確認までしました。
記事の詳細などはなるべく観ないようにして、映画館へ向かいました。
ちらっと事前にトゥメリのダンスシーンは観たのですが、途中で止めました。なぜならなんか天使が二人両脇から上がってくるので、その理由をちゃんと映画で観たかったからです。
そして鑑賞後。
もう単純に本当に一言、面白かった!って映画でした。
80年代洋楽あたりが好きな人には確実ドはまり出来ると思います。
トゥメリのダンスシーンはいいぞいいぞとよくツイッタのTLで言われていて、映画を観る前まではインドの盛り上がってくるところで出てくるダンスシーンなのだろうと思っていました。
確かにそれはそうなのですが、地味(この映画での地味は恐らく外見ではなく、性格や行動、生き様が、と言う意味だと思います)なヒロインが平凡な生き方を憂いていても何か行動に移すでもなく、いつかその日が来たら…とぽつりと零した夢の話に、いつかはそんなぼんやりと思ってるだけじゃ来ない、今やろうぜ!と手を差し伸べて、その彼女に一歩踏み出す力を与える為に行われるダンスなんですよね。
だからそのダンスシーンでも、ヒロインは最初は一緒に踊ろうと言っても照れて逃げてしまう。それでもめげずにこうやって腕を動かそう!とリティク・ローシャン演じるラージヴィールが曲に合わせて揺らして見せて、ようやくたどたどしく真似る。足でリズム取ってみよう!くるっと回ってみようよ!と楽しそうに踊ってみせ、ようやくヒロインは一緒に踊りだすんですよ。
それでこの最高潮の時に出てくるのがバーン!と花火みたいに飛ぶリティク・ローシャンなのです。
あれはおもろシーンではないのです。ライヴでいうところのお前ら盛り上がってきたな!ご機嫌のナンバー!行くぜーー!みたいなとこなんです。
いや…いや、これいいな。すごくいいな!ってなります。
そりゃ皆さんTLでいいぞいいぞbotになるわけです。自分も視聴後はいいぞいいぞbotになりました。
で、トイレで化粧直しをするヒロイン、ハルリーンがラージヴィールの事を「めっちゃかっこいい!!」ってキュンキュンするシーンがあるんですが、ここで初めて「これ、ナイト&デイで観たヤツ!!」ってなりました。リメイクだったマジで。
お話的には昔の映画と言うこともあり、今の考えと若干違う箇所があったりもしますが、元の映画をここまでバラした後組み合わせて、更に話の辻褄を完全に合致させた手腕はものすごいなと思いました。
「全然違う話になってるじゃん!」って思っていたら「あ、これナイト&デイのリメイクだ。本当にリメイクなんだ」って納得出来る仕上がりになってます。インドではこうなります!って映画でした。
アクションシーンはもうものすごい迫力だし痛快です。他のダンスシーンも素晴らしい。ヒロインの顔は全然地味じゃないけど、性格が地味なハルリーンが、どんどん面白く活動的になっていく様子が楽しいです。脇役の方々も味のある個性的揃いで愛着がわきます。敵役に愛着わくとまぁまぁ情緒やばくなりますが。
この映画面白い?観た方がいい?とか、自分に安易に聞かない方がいいぞって思います。聞かれた瞬間、チケット買ってQRコード送り付けるくらいしちゃいますので。
そろそろ最寄りの映画館での上映が少なくなってきたので、観たいなと思っても出来ない可能性が大きくなりました。
でもタイミングがいいですね。円盤が出ます。日本語字幕の入っている、日本発の円盤です。
これはすごい事なのです。なぜかと言うとそもそもこの映画は昔の映画なので、インドでの円盤が品薄と言うかほぼ廃盤。あちらのヤフオクみたいなサイトで購入するしかないのです。それも中古の可能性が高い。
そんな映画が!新品の!円盤が!日本で!!!!
別に宣伝費とかいただいてませんけども。リンク張らせていただきますねぇ。
本当に「面白い?観た方がいい?」と聞かれたら観た方がいい!としかお返事出来ません。機会がありましたら是非。
そういえば最初の方に書いた両脇から上がってくる天使ですが、特に理由なく浮いていた事が判明しましたので追記しておきます。
リティク・ローシャンの話
長々と映画の感想をお話しましたので。
ここからは主役のひとり、リティク・ローシャンの事を語ります。いや、別に語らないとね。
長くなるから。
映画を観る前のリティク・ローシャンの事は、失礼ながら「そこまでイケメンと言うほどではないな」とか「ちょっと年齢がいっている?」とか思っていました。
インドのイケメン俳優さんと言うと、自分の中ではプラバースさん、ラーナさん、チャランさん、NTRjrさんなので、どの方もお髭がもっさもさなのですよね。だからインドのイケメン俳優=髭が豊か、と言う図式に頭がなっていたのです。初心者なので見逃していただきたいのですが、まぁまぁはじめてはこんな出だしだと思うのです。
なので顎に髭がないだけでなんだかものすごい違和感を感じてしまったのは事実です。
まぁ、視聴済の方なら大方予想されてるとは思うのですが、こんな状態の知識で、自分は「バンバン!」を観に行ったわけです。
リティク・ローシャンの事しか考えられない生き物になりました。
それはそう。そうなります。
一言で言うなら、「大画面で」「演じている」「動いている」リティク・ローシャンは、ツイッタで流れてくる画像等とは段違いに美しい、のです。
何をとち狂ったこと言ってるんだと思うかもしれませんが、マジです。
細やかな演技とそこから導き出される表情の動き、はちきれんばかりに躍動する鮮やかな手足、そして柔らかすぎて人間か疑うレベルのダンスパフォーマンス。ふわっふわの柔らかそうなブラウンのくるくるっと楽しそうに跳ねてる髪。
あと!!!目!!!瞳!!!これはマジでずるいぞ!ってレベルの美しさです。
言うて翡翠の薄い感じじゃないの?とか思ってるなら、もちょっと前で良く見た方がいいっすよ!気絶しない保証はないですが!って言いたいです。
光の加減で結構色が違うし、瞳の縁に赤いラインが入る時があります。よく見ると虹彩が向日葵みたいになってます。
いや、瞳の中に向日葵あるってナニ?すごくないです?お花咲いてるんですよ瞳の中に。枯れることのない向日葵が。
この見目が大変良いお顔にですね、この瞳を搭載した神様はちょっとテンション上がりすぎてたんじゃないのかって思いますね。おっとやばい、100に100掛けしちゃったなって思ったと思います。
「バンバン」のエントリーシーンがまたすごくてですね。この映画の重要アイテムが画面の上から下に落ちていくんですが、その途中で美しい翡翠の瞳が出てくるんですよ。
正直、途中でその重要アイテムがどうなったか記憶にないですね。いまでもないです。もう数回観てますが。
全編かっこいいのですが、仕草とか表情とかが時々少年みたいになるのです。(大人な男の顔をする時もありますし、それはそれで気絶しますけれども。)それがまたギャップがあってとてもかわいいです。
「バンバン!」の映画を観終わった時、面白かった…!と言う感情でいっぱいになりましたが、同時に
「それはそれとして、リティク・ローシャンの事をもっと知りたい。」
と言う気持ちで頭がはちきれそうになっていました。
現在もみっちみちにはち切れそうになったまま日々リティク・ローシャンの事を考えてます。
ここが、初めの第一歩となります。
また次の映画感想も書きたいです。