THE BEACH BUM まじめに不真面目
乗るか反るか
書いてみる。
一見、かしこの優等生が書く文章。実は非あり。
か
馬鹿で間抜けなクソ野郎の戯言。しかし真あり。
か
どちらを観たいですか?って聞かれたら迷わず後者を選ぶ、私です。
ハーモニー・コリンの映画は嘘がない。
だから見ていて気持ちがいい。
なんだろう、天才だと思ってたのに、と思ったことも『ガンモ』(監督デビュー作)https://www.amazon.co.jp/dp/B0008JH51K/
15歳で『KIDS』の脚本を書き上げた才智(ラリー・クラーク監督作品)(クロエ・セヴィニー出演)
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で、NYまで行った。追っかけみたいな気持ちで、俺も彼みたいになれるだろうと思ったし、セントラルパークに行けば会えるだろう、くらいの気持ちで。
そう思わせてくれる何かがハーモニーにはあった。
なぜかって??
天才だと思ったけど、それと同時にリアルだと思ったから。
彼(ハーモニー)の父がドキュメンタリー映画製作者だからか。
いや、それもあるだろうけど。ちがう。
本物だからだ。
彼が本物の天才で、リアル阿呆で、元天才と称賛されてつくづく嫌気がさして作った映画が『GUMMO』(上記)であろう。
そして彼は畳み掛けるように映画を作る。それが『Julien Donkey-Boy』だ。
その説明は、簡単に終わらすなら、映画界にゴッホ誕生。そしてユエン・ブレムナー(トレインスポッティング)
しかし、そこで終わらないのが現代の掟、ピカソ以降。
長年の沈黙。停滞。ドラッグ中毒であること。そして、それを超えること。
新しい時代には新しいルールを作ろう、とばかりに発表された『ミスター・ロンリー』
この作品を見て何を思うだろうか。
仮面を被る、本音を言わない人々。
クローズドなコミュニティに逃げ込み、それでも孤独と向き合えない人々。
そして・・・。
続きはぜひ、映画をご覧ください。
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それから精力的に映画作りに向き合うことになるハーモニーの元に才能ある俳優たちが集うようになる。
ジェームズ・フランコ(127時間)出演の『スプリング・ブレイカーズ』
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そして今作、ジョナ・ヒル(マネー・ボール)出演のTHE BEACH BUM
と悉僕の好きな映画を飲み込みつつ、
「僕は賞をもらうよ」
という宣言を映画の中でしてしまうほど彼は映画への熱意をムーンドッグに託す。
まじめに不真面目
このサブ邦題タイトルは敬愛するみうらじゅん(と町山智浩)によってつくられた。
補足として
ハーモニー・コリン自身が出演している映画として『グッド・ウィル・ハンティング』がある。
僕のマイベストムービー3つは
『グッド・ウィル・ハンティング』『マネー・ボール』『はじまりのうた』
次点『127時間』『トレインスポッティング』
そして今作のハーモニー・コリン自身を投影させた主人公ムーンドッグの元ネタであろう人がウィリアム・バロウズだ。
参考文献
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BBS%E3%83%BB%E3%83%90%E3%83%AD%E3%82%A6%E3%82%BA