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野球に必要な筋肉って??

野球で活躍するためには、全身の筋肉を適切に鍛えることが重要だと思っています!

この記事では、野球に必要な筋肉について考えてみました。

体幹、肩、脚、前腕など、競技に必要な筋肉をどのように鍛えるかを学び、パフォーマンスの向上と怪我の予防につなげましょう。

野球に必要な主要な筋肉


人間の筋肉は約400〜640個あるとされている。

※豆知識


人間の筋肉は約400〜640個あるとされ、骨に付着し、関節の動きを通じて体を動かす役割を果たしています。筋肉は主に次の3つに分類されます。

1. 骨格筋:骨に付着し、自分の意志で動かすことができる筋肉で、全体の大部分を占めます。
2. 心筋:心臓の筋肉で、自動的に拍動します。
3. 平滑筋:血管や内臓を動かす筋肉で、意識的に動かせません。

さらに、筋肉は体を動かすだけでなく、熱の生成にも貢献します。体内で最大の筋肉は太ももの前にある大腿四頭筋で、平均的な筋肉量は男性で約26.5kg、女性で約18.2kgとされています。

筋肉の大きさランキング

  1. 大腿四頭筋 (1913㎥)

  2. 大臀筋 (864㎥)

  3. 三角筋 (792㎥)

  4. ハムストリングス (776㎥)

  5. 大胸筋 (676㎥)

1. コア(体幹)

腹筋や腹斜筋、背骨周りの筋肉は、投球や打撃での回転動作を支える基盤です。体幹が安定することで、強力なスイングや正確な投球が可能になります。プランク運動やツイストクランチで、体幹の強さと柔軟性を兼ね備えた胴体を作りましょう。野球には回旋(ねじり)動作が多いため、同じ動きを取り入れたトレーニングが効果的です。

2. 脚(下半身)

脚はパワーの源であり、野球のパフォーマンスにおいて欠かせません。打者や投手にとって、強力なスイングや速球の基礎は、足から始まります。臀筋やハムストリング、大腿四頭筋などが連動して力を発揮できるように、ランジやスクワット、デッドリフトといった多面的なトレーニングを行いましょう。特に投手の場合、投球時の脚の位置が安定することで、上半身へのエネルギー伝達がスムーズになり、球速や制球力が向上します。

3. 肩

肩は、特に投手や外野手にとって重要な部位です。速い球を投げるには、肩の強さと可動性の両方が求められます。ウェイトトレーニングで肩の筋力を鍛えつつ、CARS(制御関節回転)や肩関節の柔軟性を保ちましょう。これにより、肩の安定性が向上し、長時間のプレーでも肩を痛めにくくなります。

4. 前腕

前腕は、バットを握る力や投球時の安定性に関わる筋肉群です。ダンベルや腕立て伏せを用いて前腕の屈筋と伸筋をバランスよく鍛え、手首や肘のCARSで可動性を高めると、投手肘などの怪我のリスクを軽減できます。前腕は見落とされがちですが、バットを振る際やボールを投げる際に力を発揮するために不可欠です。


効果的なトレーニング方法

→いくらでも鍛えてほしいところはありますがw

1. ローテーターカフ(肩のインナーマッスル)
投球時の安定性を高めるため、軽い負荷での高回数トレーニングが有効です。ダンベルインターナルローテーションなどで、肩周りのインナーマッスルを効果的に鍛えましょう。

2. 腹斜筋(体幹)
スイングの回転力を支えるために、ツイストクランチなどの腹斜筋を鍛えるトレーニングが効果的です。上体を起こしすぎず、肘と太ももが接触する程度で行うと良いでしょう。

3. 大腿四頭筋(太もも前)
レッグエクステンションで太ももの前側を重点的に鍛え、脚の安定性を高めましょう。膝への負担が少なく、初心者にも取り組みやすいトレーニングです。

4. 大胸筋(胸)
チェストプレスで胸筋を鍛え、力強いスイングをサポートします。肩甲骨を寄せたままグリップを押し出し、胸筋に効かせるのがポイントです。

5. 広背筋・僧帽筋(背中)
ローイングやラットプルダウンで肩と背中の筋肉を強化し、スムーズな動作と肩の安定性を実現します。フォームを崩さず、肩甲骨を寄せることが重要です。

6. 大殿筋(お尻)
スクワットで下半身の強さと安定性を向上させましょう。足を肩幅に開き、太ももが水平になるまでお尻を引き込むようにしゃがむのが理想的なフォームです。


投手に必要な脚力の重要性

野球における投球動作の基盤は脚力にあります。ピッチングは単に上半身を使ってボールを投げるのではなく、後ろ足で地面を蹴り、股関節を回転させて力を生み出すことで成り立っています。強い脚力を持つことで、ランジの姿勢を取りながら安定した投球ができ、球速も上がります。スポーツに特化した脚力トレーニングは、投手としての成功に不可欠です。


野球の筋力トレーニングのまとめ

もちろん、今回ご紹介したトレーニングだけで即座に活躍できるわけではありません。トレーニング効果は個人差があり、成長期や体質によって結果が異なります。以前担当した高校球児が、筋力トレーニングを取り入れたことで3ヶ月で遠投が20mも伸びたという事例もありますが、これはあくまで一例です。トレーニングは継続が大切です。

トレーニングは、野球のパフォーマンスを向上させ、怪我を防ぐためには、主要な筋肉群の強化と可動性の確保が欠かせません。特に成長期の選手にとっては、筋力強化が大きな成長をもたらします。全身をバランスよく鍛え、コア、脚、肩、前腕を重点的にトレーニングすることで、より強いスイングや投球が可能になり、フィールドでの競技力が飛躍的に向上します。

Y-TRAININGでは、各選手の個別ニーズに合わせたトレーニングプログラムを提供し、プロフェッショナルな指導で一人ひとりの目標達成をサポートします。正しい方法で筋肉を鍛え、最高のパフォーマンスを発揮できる体を作りましょう。

文:村上 幸史


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