Assemble活動記「支援職マッチョ化計画」 -6月-
できることを少しずつ、コツコツと取り組んでいたら、今月もあっという間に過ぎ去っていました。
6月は3つの企画を実施。参加者さんは全体で90人ほどでした。
人数自体は先月よりちょっと減ってます。想像の域をでないですが、例えば、緊急事態宣言解除により時間合わせが難しくなったとか、オンライン臨床研修会の参加費が倍近くなったから、など、いくつか理由は考えられます。
ただ、利益は今までで最も高い月でもありました。全体の収益を上げることは、事業を進める上で大切な指標なので、とても嬉しかったです。
ついでというとあれなんですが、集客や企画などに労力を最も割いていない月でもあり、その中でも一定の集客が行えたので、それも嬉しかったです。蓄積できているものが少しずつ増えているのかなと思いました。
それでは、イベント毎の詳細や振り返りを書き連ねていきます。
6/10 夜のマインドフルネス
スッキリ、癒し、などに特化したイベントで、寝られる状態でご参加くださいね〜としました。今回はボディスキャンでした。
実施後の感想を前回と今回で比べたところ、参加者さんの反応が違いました。
「スッキリした」「リラックスできた」という声は以前より少なく、「イライラする気持ちの表出」「不安な気持ちの表出」と語る方が何名かいらっしゃり、その反応について、講師の藤本先生のコラムを引用します。
"いざ、マインドフルネスにふれてみると、1度でリラックスすることもあるかもしれないし、ときには辛い感覚に気づくかもしれない。
でも、それこそがマインドフルネス。
そして、それこそが、支援をしていく人たちに本当に必要なものなのではないか。"
【7月10日夜開催!】マインドフルネス体験会〜支援職が持続的にケアするスキルを身につけ、サスティナブルな支援を目指す〜
実施したマインドフルネスワーク「ボディスキャン」はありのままに気がつくマインドフルネスで、不安や不快な気持ちに着目する人もいる。
それは、不安が表出されたというより、そこにあった不安を自覚できるようになったということ。
人の気持ちに触れサポートし続ける支援職には大切なスキルだと思い、
次回は、申し込んでもらう目的を「癒しやケア」から少し変えることにしました。
考えたテーマは、「持続的ケアのスキルを身につけて、サスティナブルな働きの実現」
目的は、持続的に活き活きと働くこと。来月10日実施予定です。
皆さんのご感想の一部を抜粋します。
"夜の時間帯にこうしたイベントに参加するのは初めてでしたが、1人では注意し続けるのが難しいところ、ガイドがあったので落ち着いて実践することが出来ました。"
"参加できてよかったです。自分のケアのために、時間を取ること自体に、意味があるなぁと思いました。また参加したいです。ありがとうございました。"
6/21 Acceptance and Commitment Therapyからみたマインドフルネス体験型ワークショップ③
これまではマインドフルネスに主軸を置いたイベントを実施して来ましたが、マインドフルネスの大元であるACTメソッドを絡めた企画をやってみようと、より学びへの特化にチャレンジしたのが、こちらの企画でした。
きっかけは、講師の藤本先生の「ACTの考え方が好きでさ〜」と語る姿が活き活きしていたこと。
(ACTの根底の概念、「自分のコントロールが及ばないものを受け入れる」「人生を豊かにする行動を取ることを自己決定する」などが好きとのこと。詳しく知りたい方は是非第二弾で!)
その時点で絶対良い勉強会になるな、という確証(抽象的ですけど)が得られたので、実施しました。
ちょっと余談ですが、講師が活き活き話す勉強会は参加者さんの満足度が上がる傾向があります。置きに行ってたり仕方なく話している感じって、受講者は結構察知していたりしますよね。それはなるべく起こらないようにしています。活き活きと力強く語る講師の方にエンパワメントされる側面もあるのだと想像しています。
7月のACT系の勉強会は一旦お休み。体制などを再検討し、8月以降実施予定です。
いただいたご感想を共有します。
"今まで聞いていたACTの講義は難しく感じてしまい、苦手意識があったのですが、先生のワークショップを受けてもっと知りたいという気持ちになりました。臨床で使えるようにさらに理解を深めていきたいです。"
"体験を心地よく進めていただき、参加者の多くの質問や感想ひとつひとつを丁寧に受け止め的確に答えていただき、すごく暖かい時間でした。それでいて、ACTの学びも深まり、とても充実した時間でした。"
6/27 明日使えるオンライン臨床実践研修会
*申し込みから初回セッションまでの具体的プロセスを身につける*
4月から継続実施のオンライン臨床研修会、今回は5時間の1日研修、臨床心理士ポイント申請予定のイベントとしました。
過去2回の参加者さんの感想やチャットでの質問の性質を検討し、「実施経験者が開始までの具体的プロセスを共有する」をテーマにしました。
オンライン臨床の研究や各研修会は次第に増えてきています。
講師の中村先生とのご相談時、実現しやすくサポートするため、おはようからおやすみまで網羅した企画にしてみよう、となり、利用ツールの比較や提案(zoom、Skype、決済システム、予約システム等)、案内メール文面、利用規約の設定、臨床的構造、ロールプレイなどなどを盛り込みました。
これだけ要素を入れてしまったがため当日ずっと「時間が足りない…時間が…」と嘆き倒しお見苦しかったかと思いますが、結果的にAssembleらしい企画にすることができました。
そして今回は、求人紹介を試用的に実施しました。オンライン臨床を実施する心理職を紹介してほしいと、とある企業さんからお声掛けをいただいたためです。7割近い方が求人情報シェアを希望し、何件かの良いご縁が生まれたとのこと。心理職の求人の改善に着手したいと思っていたので、良いきっかけを作れてよかったです。
録画動画未配信につき当日参加の方々のご感想のみになりますが、いくつか抜粋します。
"今、HPをつくっていて、オンラインカウンセリングを入れようと思っているので、具体的なことがかなりわかりました。"
"とても学びが多くて充実の時間でした!"
最後に
イベント実施は継続しつつ、求人紹介、オンラインでの臨床心理士ポイント申請予定研修の実施、事務アシスタントさんの雇用など、様々なことにチャレンジした1ヶ月でした。
ご経験/知識豊富な先生のイベントに参加すれば、「やっぱりあの先生はすごい」「自分でもやれそうな気がする」と、モチベーションが高まります。そこから必要になってくるのは、得られた知識やモチベーションの活用スキルだと思います。非常に大切なのですが、教わる機会は多くありません。
こういった活用スキルを提供すべく、7月も試行錯誤していきたいと思います。
実現可能や活用スキルなどを指針にしているからか、なんとなく企画のマッチョ化が起きている、そんな印象を持ちます。ボディビルダーほどにはならないよう、程よいマッチョを目指して、結果にコミットできるよう頑張ります!
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