1.全てのビジネスは時間と労力の売買である(タイム仮説)
中学生の頃。先生が「昔は車が無かったから、歩いて東京まで行っていたんだよ。だから、昔の人は足腰が強かったんだ。」と言いました。(私は福岡の田舎出身ですので、言い回しは東京弁に翻訳しています)
その言葉を聞いて、「車は時間と労力を売っているんだ」と思ったことを覚えています。
それから、約10年。大学卒業後すぐに起業した私は、ある日ビジネスの本質的な価値とは何か?を考えていました。(働かんかい!ちなみに1年半くらい前のこと)
その際に、時間と価値・時間とビジネスに関するいくつかの仮説を立てました。
長年の研究を積み重ねた結果完成した!歴史を根底から覆す!ビジネスの常識を覆す!などという事は一切ありません。が、なんとなくまとめてみることにしました。
ですので、気軽なテンションで読む進めることを切実にお勧めします。
仮説1
◇ある目的を達成するまでの時間は限りなく0に近づき続ける
・メール→SNS
・通信速度3G→4G→5G
・そろばん→電卓→コンピューター など
私たちの生活を考えてみても、様々な場面で手段としての時間は短縮され続けている事が分かります。
他にも、
AI=知的解を求めるまでの時間の短縮
3Dプリンター=製作にかかる時間の短縮
などなど、今後もこの流れに沿って、手段としての時間は爆発的に短縮され続けるはずです。
この流れを抑えておくと、世界はどんな方向に進んでいくかをざっくり想像する事ができるかもしれません。
ではなぜ、こんな事になるのでしょうか?何か理由があるはずです。
手段としての時間が短縮される理由は大きく2つ
1、資本主義だから
資本主義において生産性を上げることは、より多くの資本を生み出すために重要なことです。(ハンバーガーにおけるハンバーグくらい重要)
そして、生産性を上げる=目的達成までの時間を短縮する事と言うことも出来ます。(厳密には違いますが、そこは見て見ぬ振りで)
具体例で考えてみましょう。
あなたは饅頭屋さんを営んでいます。連日大人気で、1日に400個の饅頭が完売してしまいます。
現在、8時間で400個の饅頭を作っているあなた。しかし、饅頭製造マシーン(名付けて饅頭マン1号!)を導入すると、4時間で400個の饅頭を作ることができます。
魅力的ですよね?
さらに、新型饅頭製造マシーン(饅頭マン2号)を導入すると、1時間で400個の饅頭を作ることができます。
超魅力的ですよね?
つまり、資本を生み出すために、生産性を追い求める資本主義においては、手段としての時間が短くなる事は正義なのです。
2、人間という生物の特性
もちろん、人類が誕生した瞬間から資本主義だったわけではありません。ですので、資本主義以外にも理由があるはずです。
その理由というのは、人間という動物は基本的に労力を嫌うからです。動物として、生きることを目的とした場合、同じ目的を果たす上での労力が少ないに越したことはありませんよね。
などと小難しく書くより、自分の生活で考えてみましょう。
同じ値段・美味しさのカツ丼が食べられる場合、どちらにいきますか?
A.家から100mのお店
B.家から1キロのお店
家から3キロ離れたスーパーに行く場合、どちらでいきますか?
A.車
B.徒歩
ほとんどの人がAを選んだはずです。(海開きに向けて猛烈なダイエットをしている人は例外)
余談ですが、私たちは一度低い労力を経験すると、なかなか元に戻れません。
・以前は自転車で行っていた近所のスーパー。車を購入してからは、車で行ってしまうとか。
・ちょっと通信速度が遅い(実は昔より速い)と、あれ?と思ったりとか。
・買い物はネットでとか。
つまり、時代とテクノロジーは進むが戻らないのです。
仮説2
◇全てのビジネスは時間と労力の売買だ
車は時間と労力を売っていると考えた竹内青年。実は、他のビジネスについても、同様の事が言えるのではないかという事です。
いくつか例を挙げてみます
・スーパーマーケット
→食料を調達するまでの時間を売っている。スーパーマーケットがない時は、それぞれの専門店に買いにいく必要があった。
・人材派遣
→人材確保にかかる時間を売っている。
・システム開発会社
→スキル習得にかかる時間とシステム開発にかかる時間を売っている。
などなど、ほとんどのビジネスは時間の売買をおこなっていると言うことができます。
そして、売買される時間の種類は2種類あります。
ビジネスの本質的な価値は大きく2パターンに分類できると考えています。
ということで、そのあたりの話は次回のnoteで書きたいと思います。なんか一番肝心な部分を次に周してしまった気がします。。
今回は、文章メインになってしまいましたね。次回は、なるべく図を中心に説明していきます。(なるべくに注目)
という事で、この記事を読んだ時間に価値があったと思った方は、勇気ある行動をお待ちしております。笑
と冗談が過ぎてきたところで、また次回よろしくです。