#43 わたしはHSPのふどうさんやさん 〜HSS型HSP 生きづらさを軽くするための格闘記〜
●ステータスの勘違い
「ステータス=社会的地位」はモチベーションを上げたり、維持するためには必要なものだと思います。この「社会的」というところが勘違いしやすいところではないか?
前回、上級国民の老害的な話をちょっとしましたが、
大きい組織の方が小さい組織より偉い!その大きい組織の中での高い地位にいるのは偉い!(会社組織だと大企業と中小企業の位置づけやその役職になるのかもしれません)はあくまでその組織の中でしか通用しない(すべてではありませんが)
ある面からみるとちょっとしたことかもしれませんが、
例えば“あいさつ”
歳が上だとか下だとか、男だから女だからとか大きい会社に勤めているからとかで勝手にポジションを作り、周りがそれを認めることが“当たり前”と思っている人たち。男性に多いような気がしますが女性にもいますね。
挨拶ひとつ「俺(わたし)が上だから、相手(下)からすべき」みたいな勝手な理屈。
相手はあなたの組織に属していないのだから上も下もないんじゃない!
その理屈がそもそも他のコミュニティでは通じないことがわからず、理屈が通じないことに不機嫌になり、それがストレスになり、「痛み」が自分のせいではない!と他人のせいにして、本能的に「闘争=攻撃」になるのではないか?と。
HSPって、こんな第三者の“不機嫌”も感じ取ってしまい、つらくなってしまうのです。
ただ、こういうメカニズムがわからずにつらくなるより、メカニズムを知ることでより「距離を置く」学習ができるのではないかな?と。
ストレスの「逃走」本能が出やすいHSPの気質。
これが世の中の勘違い人間からみると、そのHSPの「逃走」気質が「闘争=攻撃」する格好のターゲット(ストレスのはけ口)になりやすいのが非常に厄介なことなのです。
ちょっと前まで「先人の英知に学ぶ」意味合いも込めて、「上のものは敬いなさい」的に教えられてきました。今でも“先人の英知”はあります。悲しいことに、いつの間にか「敬う」が「従う」になってしまったのかもしれない・・・
HSP気質・グレーゾーンのひと達は、真面目に遂行したい「べき論」的思考が強い傾向があります。また「性善説」論的思考もあるため、本来厄介な人たちの“餌食”になる可能性も秘めています。
そういう厄介な人たちと対峙すると、避けても避けなくても、疲労感は出ます。
理由がわからず・・・
その疲労感の度合いは、避けるタイミングで大きな差が出てきます。
疲れることはわかっていても、できるだけ疲れないようにしたい。最小限に留めておきたい。
大なり小なりの「盾」を作らないと・・・
●ストレスの原理を知る・ストレスを分解して考える
・痛みを軽減させる
セロトリンの増長を促すことでストレスの伝達を抑制することはできます。
非HSPは、ココだけに焦点をあてれば何とかなるような気がしますが、HSP、またはグレーゾーンにいる人たちはセロトリンだけで抑制できるキャパシティを超えてしまうのではないかと思うのです。
抑制することはできても、ストレスのもとがセロトリンだけでは賄いきれない量がいい意味でも悪い意味でも入り込みやすいHSP、またはグレーゾーンにいる人たちは、抑制プラスアルファの対策がテーマになっていくのではないか?
抑制することを含めて防御していくためには、ストレススイッチが入るものを細分化していき、どれがストレスになっていくのか?この場合どういう症状になってしまうのか?
上記のHSPの「逃走」気質が、「闘争=攻撃」する格好のターゲット(ストレスのはけ口)にしようとする勘違い人間を見極めることも、しんどさを軽くしていくひとつの対策なのでは?と思っています。
参考書籍
BRAIN TRIVEN(ブレイン トリブン)パフォーマンスが高まる脳の状態とは(青砥瑞人著・ディスカヴァー・トゥエンティワン)
ブレインメンタル強化大全(樺沢紫苑著・サンクチュアリ出版)
脳からストレスを消す技術(有田秀穂著・サンマーク出版)
ストレスに強い脳、弱い脳 そのカギはセロトニンが握っていた!(有田秀穂著・青春出版社)
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