#42 わたしはHSPのふどうさんやさん 〜HSS型HSP 生きづらさを軽くするための格闘記〜
■HSP(HSS型HSP)のわたしが読書をするワケ Vol.7
●ストレスの原理を知る・ストレスを分解して考える
ストレスを生む一因として、セロトリン不足が挙げられます。
ストレスに強い脳、弱い脳 そのカギはセロトニンが握っていた!(有田秀穂著・青春出版社)の中で、セロトリン神経の働きを大きく分けると
1.すっきり爽快な意識を作り出す
2.平常心を維持する
3.交感神経を適度に興奮させる
4.痛みを軽減させる
5.良い姿勢を維持する
ことができるようです。
セロトリンというのは「幸せホルモン」とも呼ばれていて、「心の安定」「癒し」「安らぎ」のもととなり、ドーパミンやノルアドレナリンを調節してくれる働きがあります。
“陽=動”の部分である交感神経系と“陰=静”の部分である副交感神経系、3の交感神経を「適度に興奮」させること、4の痛みを「軽減」させることがHSPの人たちやそのグレーゾーンにいる人たちが意識した方がいいところだと思っています。
HSPはどうしても五感の感受性が強すぎるところ、自分以外のところでも痛みを感じやすいところがあります。3の「適度」というところが難しく、調整しづらい・・・
4の「痛み」を感じやすいところが、難点。いかに少なくしていくことがこれからのテーマではないか?
もともとセロトリンの取入れが弱いのかもしれない、意識して増やしていけば「適度に軽く」できるのではないか?と。
●セロトリン不足が起きるとどうなるのか?
セロトリンが不足すると、気分が沈んでしまったり、どんよりとした気分になったり、イライラしたり、不安になったり、衝動的になったりします。
セロトリンは一定量以上作り置きができない。
努力してセロトリンを増やしていかないと、ストレスによりセロトリン神経がすり減ってしまい、セロトリン自体が少なくなってしまうようです。
●セロトリン神経を鍛える基本
・太陽の光を浴びる
・リズム運動
・スキンシップ
といわれています。
わたしはこの中で、太陽の光を浴びることと運動を意識した生活をしています。
朝起きて、まず庭先に出る。
両手を挙げて背伸びする。
血流が頭や足の先に行き届くように意識して
血流を意識すると朝の寝起きで少しぼうっとしているところを起こすように・・・
以前資格試験の勉強のお話を少ししましたが、
わたしの場合、いろいろ試した結果、朝の時間帯が“ゴールデンタイム”
年齢の関係もあるかもしれませんが、
50歳オーバーで資格試験の勉強を始める前までは、おおよそ6時30分から7時に起床、準備をして8時前に家を出るといった感じでした。
会社員時代は結構ハードな時もありましたので普段は帰りが10時30分、時には11時過ぎ(通勤時間が片道1時間超でしたので・・・)となり、いざ資格試験の勉強をするぞ!といきこんでみても通勤時間や営業の移動の電車内でしかできない。でも通勤時間は結構な乗客でおまけにHSPの気性のひとつ(当時はHSPの気性とは知りませんでしたが)の人ごみの中長時間いると気持ち悪くなることで、その時間帯は活用できない。
どうしたら良いか?
何かで“朝の時間はいい”ようなこと書いてあったな?
とりあえず試してみる。
慣れるまで朝はちょっときつかったのですが、
このままだと試験内容自体をクリアするのに2年か3年かかってしまう。
「2年から3年を選ぶのか?朝の時間帯を選ぶのか?」
どっちを選ぶ?
結果、朝を選んだのです。そのときは何の根拠もなく・・・
それが慣れてくると、思っていた以上に爽快なのです。
HSPの気性が一因なのかもしれませんが、移動時間の勉強はどうしても周りの音と人が気になってしまいどうしても時間の割にインプットできたと実感できるも内容が少ないような・・・
朝できるようになると逆に時間の割にインプットできていると実感できる内容が多いような気がする。
気分よくできているようだ!
気分よくできることが大事で、つらいとかしんどいとか苦痛だとかの気持ちで義務感をもってスタートするとこれほど非効率なものはないと思っています。
そこから“朝生活”がスタートします。
起床は、ほぼ日の出の時間。悪天候でなければ起床後すぐに太陽の光を浴びる。
気持ちいい感覚がなくても、慣れるまでは、ここで、
「朝って気持ちいいね!」
と言葉に出して(独り言ですが)言い聞かせます。言い聞かせると徐々に本当に気持ちよくなっていくのです。これが「自己暗示」ではないかと。
朝を中心にしたいから、そのうち夜就寝の時間も自然と早くなってきます(毎日は無理ですが)。
そのうち、
「朝はいろいろインプットできるぞ!」
と本当に良さそうなのですが、身体と頭がついていかないので、ここでも最初は「自己暗示」!
最初は「絶対する!」にしない。HSPまたはグレーゾーンのひと達は、昔ながらの気合いと根性論は脳の機能を蝕んでしまう恐れがあるから。
参考書籍
BRAIN TRIVEN(ブレイン トリブン)パフォーマンスが高まる脳の状態とは(青砥瑞人著・ディスカヴァー・トゥエンティワン)
ブレインメンタル強化大全(樺沢紫苑著・サンクチュアリ出版)
脳からストレスを消す技術(有田秀穂著・サンマーク出版)
ストレスに強い脳、弱い脳 そのカギはセロトニンが握っていた!(有田秀穂著・青春出版社)
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