#21 わたしはHSPのふどうさんやさん 〜HSS型HSP 生きづらさを軽くするための格闘記〜
THEME5 読書をすること
●読書のメリット
つぎの10個のメリットが考えられます。
1. ストレスが解消される
2. 創造力が磨かれる
3. 脳が活性化する
4. 仕事や日常のヒントをもらえる
5. 視野が広がる
6. 教養が磨かれる
7. 読解力が高まる
8. 知識が増える
9. ボキャブラリーや語彙力が増える
10. メタ認知能力が高まる
と言われても・・・
「読書は苦手だ」「そんな時間が取れない」「飽きてしまう」
などから取り掛かれなかったり、途中で断念してしまったりすることがあります。
わたしもそのひとりでした。
「なぜできなかったのか?」「どうすればできるようになるか?」振り返ってみたところ、
「結果的に興味が薄いジャンルの本を読んでいた」「内容がその時の自分には難しくてやめてしまった」「この著者の言い回しがどうも入り込めない」
などが原因だったのではないか?
また、あとから「クリティカルシンキング」の考え方の一部であることがわかったのですが、
「これって本当に正しいの?」「これってそのまま信じていいの?」
「じゃぁ、これのおおもとになっているものは何なの?」
というのが始まってしまいました。いわゆる「深掘り」ですね。
ポイントは、
“全部を読破する必要はない”
自分自身が興味のあるところ、知りたいところ、確かめたいところだけをチョイスして読むこと。それ以外のところは読まなくていい。「全部読破しなくては!」からスタートすると、読み切れないとき、自己嫌悪によるストレスになってしまうことがあるので・・・
自分自身が興味のあるところ、知りたいところ、確かめたいところ以外のところは、余程の気持ちが入らなければ入り込んできません。しばらくたって「あれ?」と思ったときに読み返せばいいのです。
わたしの場合、本を読み始めるときに“付箋”を一緒に持ち運んでいます。とりあえずチェックしておきたいところ、気になるところ、自分の中でのポイントだと思っているところのページに付箋を貼っています。いろいろな付箋が売られていますが、わたしの場合は紙の付箋ではなく、小さめのフィルム付箋を使っています。本に貼るところが多くなってそれを紙付箋で貼ってしまうと付箋の厚さで本が膨らんでしまうことをなるべく防ぐ意味合いがあります。人によってはそこに何かしらメモしたいのであれば、ちょっと大きめのフィルム付箋を貼ってそこにメモするのも良いかもしれません。これは試験勉強用参考書でもできます。
HSPの気性のせいなのか性格のせいなのかはわかりませんが、面倒くさいように思われるかもしれませんが、あとで探す時間が無駄(時間のロスというリスク回避)というかもったいないとかという心理からかもしれません。
●わたしが読書をリスタートしようとしたのは何だったのか?
「興味」と「くやしさ」だったのかもしれません。
「くやしさ」は、
不動産取引の営業で「どうしてお客様に納得してもらえなかったのか?」「何が足りなかったのか?」「もっと別な言い方、方法はなかったのか?」
などという後悔と反省。
でも営業って、打率3割でほぼトップセールスマンともいわれていることがすっぽり抜けてしまっている・・・
そこまで考える必要はないのですけれども。
これがHSPの気性のひとつである「完璧」を求めてしまうクセなのかもしれません。
とある時期、「燃え尽き症候群」のような症状が出てしまった時期がありました。
そこそこ大きな不動産取引が終わると「空っぽ」の状態になってしまい、次の不動産取引に取り掛かるまで多少時間を要してしまうことも・・・
その分、お客様には喜ばれていますけれども・・・
「興味」は、
「知らない世界」「知っているつもりの世界」を覗いてみたい!
わたしの生きてきた環境、携わっている仕事柄、そしてHSPの気性が絡んでいると思います。
「新奇探求性」が強すぎるのかな?
※「新奇探求性」:リスクを冒してでも新しい物事に挑戦しようとする性質のこと
また、この年齢になって本の読み方というか姿勢も変わりました。
「なんとなく」読んでいたものが、インプット・アウトプットを意識するように・・・
これを読んで、どう話そうか?どう書こうか?どう教えようか?
実際に話すか書くか教えるかはないかもしれませんが、その視点になると「入り込みやすい」のがやっとこの年齢でわかり始めました。
これに気づくことは若ければ若いほうがよいと思います。
でも、やはり「入り込みやすくても入りきれない」
若いときのイメージからすると、覚えなければならないことを完全インプットするには若いときの2倍から3倍かかります(わたしの場合、資格試験の勉強を通して感じたものです)。
●「Learning By Teaching(教えることで学ぶ)」
「自分が意外とわかっていなかったこと」が浮き彫りになってくるはずです。そこをまた調べ、考え、書き、つじつまの合う文章をつくっていくことで、より深い理解に到達することができます。
参考書籍
『LIMITLESS 超加速学習 人生を変える「学び方」の授業』(ジム・クウィック著・三輪美矢子訳 東洋経済新報社)
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