山梨セラピードッグクラブ代表 中村幹 自己紹介
山梨セラピードッグクラブです。
今回は当クラブの代表である中村幹の自己紹介をしたいと思います。
簡単な自己紹介
55余年に渡り、日本警察犬協会の公認1等訓練士として多くの日本チャンピオン犬を輩出。1999年胃がん手術、2002年脳内出血と二度の大病と戦い2002年に車椅子の生活になってからも訓練を継続しています。自身が犬によって支えられた経験を通してセラピードッグの必要性を強く感じ、警察犬訓練の技術を生かし、多くのセラピードッグを育成し、そして、愛犬家と共に活動をしながら社会貢献に参加していきたいと願っています。愛犬家から「働く犬の訓練士」と親しまれ講演でも活躍しています。
<趣味・特技>
ソフトボール、ボーリング、ビリヤード、映画鑑賞
経歴
1951年 東京都立川生まれ
1965年 山梨県甲府市転居
1966年 父経営 ツワモノ愛犬学校勤務
1967年 JKC公認訓練士資格取得
県警嘱託犬指導手(1967年〜1992年)25年間従事
1969年 JSA・公認訓練士資格取得
1972年 独立 ツワモノ警察犬訓練所経営
中村警察犬訓練所(名称変更)
警察犬・家庭犬・中村訓練所(名称変更現在に至る)
1974年 日本警察犬協会・公認訓練士資格取得
1977年 県警本部長賞(人命救助)受賞
1982年 日本警察犬協会・公認1等訓練士昇格
1986年 日本訓練CH競技会=15年連続出場表彰
1977〜2001年 日本チャンピオンCH獲得犬25頭作出
1999年 胃がん手術
2002年 脳内出血
2004年6月 山梨セラピードッグクラブ設立
2004年10月 第1回目セラピー訪問活動(健康科学大学)
2010年 年間最多記録=年間40回セラピー訪問活動
セラピードッグ活動を始めたきっかけ
2002年脳内出血で倒れ、入院を余儀なくされました。そのときに、妻の計らいでそれまで訓練した犬たちを連れて見舞いに来てもらいました。
私自らセラピー活動の初体験にもなったわけです。お客さんの名前も思い出せない状態でしたが、犬たちは信頼の目で見つめてくれました。そして底しれぬ勇気をもらったのがセラピードッグ育成を目指すきっかけになりました。
リードは心の伝達線
この言葉は、私の好きな言葉です。著書のタイトルやYouTubeのチャンネル名にも使っています。
リードの使い方は非常に大事です。飼い主さんの方が、犬に散歩をさせられているような光景をよく見かけますが、けっこう大変そうですよね。ピンと張りつめたリードでは、犬に意志を伝えられません。リードこそ、犬と飼い主さんを結ぶ、心の伝達線なのです。最近は、胴輪を使う方が多いですが、その意味においては、胴輪は全く用をなさないことを覚えておいていただきたいです。
さて、リードさばきで肝心なことは、決して張ることなく、常にゆとりを持たせておくことです。そして歩きながら、ショックの加減で犬にこちらの意志を伝えます。軽いショックのとき、強いショックのとき、1回のとき、2段のときと、それぞれ使い分けて、しっかり意思表示します。ときには犬と反対の方向へ歩き出すことも必要かもしれません。
犬の方は最初、戸惑ったりするかもしれませんが、徐々に理解するようになってきます。決して感情的に叱らず、うまくできたときは、褒めちぎり、なでまくりのご褒美を出す。それが最大のコツです。
座右の銘
清里の父、ポール・ラッシュ氏の言葉です。これを座右の銘にしています。
最善を尽くせ
そして一流であれ
一流でないと人にいい影響を及ばすことが出来ない
一流でないと後世に残せない
一流でないと人を感動させられない
だから一流であれ
著書のご紹介
二度の重病から立ち上がり、セラピードッグの育成に情熱を傾注し、新しい生きがいを見つけていく過程は本にもなっていますので、ご興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
こちらの動画でも自己紹介しています。よろしければご覧ください!