自分がやってきたことの棚卸は定期的にやろうという話
人生のいろんなタイミングで、
自分はこれまで何をしてきたかを棚卸する
という必要が出てくる場面があります。
例えば、就職活動のために自分の履歴書や職務経歴書を書くようなときですね。
これ、意外と思い出すのが大変なんです。例えば、同じ会社で10年勤めてきたとします。
その会社の中で、就社してからどの部署でどんな仕事を何年やったか、どんな資格を取得したか、どんな活動に貢献したか、といったことを何も記録していなかったら思い出すのは至難の業です。
これが20年、30年となってきたらさらにたいへんです。
私の場合、ありがたいことに前々職でどんなことをやって来たのかを1年ごとにまとめるという人事プロセスがあったので、社会人10年目での転職時、自分の棚卸にはそこまで苦労しませんでした。
なので、前職でもその棚卸は毎年実施しています。
そして大事なことは、文字に落としておくことです。
自分のなかではたいしたことない、と思っていた過去の仕事が、他の人の視点からはものすごく価値がある人材に見えることだってあるのです。
お客様の案件をやってきたとしたら、その案件名も含めて記録しておいたほうが良いと思います。
実際の履歴書にお客様名は出しませんが、トータルxx件のお客様案件を対応してきました、という説明の根拠になります。
他にも、社内での業務改善のような目に見えての利益は発生しない仕事についても記録します。
それは、「業務プロセス改善」という観点からすると貴重な経験をしている人なわけです。(当時は面倒な役回りばっかりやらされると不満を持っていたかもしれませんがw)
資格も取得したものはすべて記録します。TOEICなどもどこで何点とったかなどかいておくとよいです。
つまりですね、
自分が歩んできた経験は、もれなく自分を語る貴重な素材となります。
「自分は定年まで今の会社でいるから別にいいや」
というふうに思っている方もおられるでしょう。
今の世の中、本当に何が起きるかわかりません。安定というものは幻想だと思ったほうが良いと思います。
私のようにアラフィフの場合、新人までさかのぼる必要はないにしても、少なくとも直近5年くらいはなにをしてきたか、自分は何ができるか、ということを棚卸しておいたほうが良いと思います。
これは会社員に限った話ではなく、私のような個人事業主であろうと、会社の社長であろうと、フリーランスであろうとやったほうが良いと思いますよ。
棚卸は、時間が経てば経つほど大変になるのは在庫の棚卸と一緒ですね。
それではまた!
日々感謝 m(_ _)m