苦手な人との付き合い方
誰しも、「この人苦手だなぁ」という人はいると思います。私にも少ないですがいるにはいます。
自分が苦手だと思う人とお付き合いするのって心がすり減るし、疲れるし、たいへんですよね。
これは以前、自分が苦手な人と接するときの心持ちとしてどうすればいいか、私の信頼している方からお聞きした話です。
全ての人にピタッと当てはまるとは思いませんが、私の場合にはドンピシャでしっくりきたので概要をご紹介しますね。
1.すべての人と仲良くできるというのは幻想であることを認める
あなたが出会うすべての人と友好関係をもっていられるという事は絶対にありません。
あなたに対してよく思わない人もいれば、敵対的だったり悪意を持った態度で接する人もいます。
また、相手があなたに踏み込む距離感が近すぎてしんどいというような場合もあると思います。
そういう人となんとか仲良くしよう、といろいろ自分からへりくだるのは大体において徒労に終わります。
どうやっても相容れない人というのは存在するのです。
まずは、全ての人と良好な関係を築けるというのは幻想にすぎないということを認めましょう。
2.自分の中で「苦手な人だ」と認める
あなたが苦手だと感じている人に対して、「苦手だ」と思う気持ちを覆い隠そうとしてはいけません。
それはあなたの心に嘘をつくことになります。
自分の気持ちに蓋をして、自分に嘘をつくのは、最もやってはいけないことです。
苦手だと思う事は失礼だ、そんな気持ちを持つ自分が未熟だ、なんて思考に向かうと、あなたの中でどんどんしんどくなっていくだけです。
苦手なものは苦手だとまず認めましょう。
あなたの中で「苦手だ」と認めたことで、相手になんとか良く思ってもらおう、という果てのない努力をする必要がなくなります。
3.相手との間に「氷の壁」を作って接する
さあ、いよいよ苦手な相手と接するときが来ました。
相手は苦手な人だ、と認識して接する時点で、相手となんとか仲良くなろうとかいう思いがないので、普段よりは落ち着いて対峙できると思います。
そして、コミュニケーションをとるとき、相手との間に氷の壁があると意識して行ってみましょう。
すると、必要以上に近い距離感にならず接することができます。
注意してほしいのは、態度に表そうというのではなく、心の中でそういうイメージを持とう、という意味です。
接する態度はあくまで丁寧に。
苦手な相手が発する言葉の刃は氷の壁に阻まれて、直接あなたの心には刺さりません。
このような心持ちで苦手な人と接することで、少なくとも私はずいぶんと心が楽になりました。
繰り返しますが、相手に冷たくなる、と言っているのではないですよ。
コミュニケーションはこれまでと変える必要はないです。ただ、自分の中の心持ちを変えようということです。
(尤も、心持ちが変わると、多少なりは接し方が変わるかもしれないですけどね。)
4.まとめ
今回は、自分が苦手だと思う人と接するときにどういう心持ちで接するかということについて書いてみました。
苦手な人に関わらず、人との距離感は腹八分目であるべきだと思っています。
誰かに踏み込み過ぎると、親密になる反面、大きな傷を負ってしまうこともあります。大きな心の傷は簡単に治るものではありません。
だから腹八分目がいいのです。(これは美輪明宏さんの受け売りですw)
ちなみに、わたくし「苦手な人」はいますが、「嫌いな人」はいません。
なので、今回のお話は嫌いな人と接するときに有効かどうかはわかりません。
この2つには大きな違いがあると思っています。
自分が嫌いだと思う相手には、負の感情的なエネルギーを送ることになってしまい、自分で自分をマイナスにしてしまいますからね。
そこまでの憎悪を感じるような人はいないかなぁ。
それではまた!
日々感謝 m(_ _)m