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2024 グローバル人材@日本

今年もいよいよ終わりが近づいてまいりました。

先日、インドネシアの新政権に加入した、ユニコーン企業Tokopediaの創業者のレオン氏と会談してきましたが、聡明な起業家が政治に入ることによって、大きな変化が期待できそうな気がしました。(アメリカのイーロンマスクみたいな存在に近い)

2024年の日本の外国人労働者の動向を振り返りますと、インドネシア人材の受け入れが急激に増加しました。
当社でもこの流れに乗る形で成果を上げることができましたが、これは当社の力だけではなく、インドネシア人材の来日が活発化したものと感じています。

10月にインドネシアでは政権交代が行われ、送り出しを管轄する省庁が「移民労働保護省」として独立しました。
この新しい省は政策立案権限を持ち、日本への送り出しを強化する方針を表明しています。

以下は2024年時点での日本の外国人労働者の主要国別データです:

国籍 / 人数/ 前年比増加率
ベトナム                518,364   12.1%
中国(香港含む) 397,918     3.1%
フィリピン            226,846   10.1%
ネパール               145,587    23.2%
ブラジル                137,132     1.5%
インドネシア         121,507   56.0%
ミャンマー             71,188     49.9%
タイ                        36,543     14.2%
ペルー                     31,584      1.0%

インドネシアとミャンマーのが伸びが目立つ結果となっています。

ベトナムは伸びが鈍化していますが、在留資格:技術人文国際では、14%伸びており、特にエンジニアの人数が増えています。
これまで、技能実習や特定技能が中心だったベトナムはエンジニアへ移行しつつあります。
歴史的に大国を打ち負かしてきたベトナムの知能レベルは非常に高く、エンジニアはその力が発揮されるのでいい傾向だと思います。

ミャンマーは国内情勢の不安定化により、治安の良い日本への就労希望者が増大しました。もともと日本語力に受け入れ企業から定評があったことも輪をかけました。

日本への就労数は全体的に激増していますが、国や職種によって傾向の変化が出てきています。

日本は賃金などの面で他国に劣る部分もありますが、治安や文化、多様性の抱擁といった点で非常に高い魅力を持っています。
当社YSタレントもこの強みを生かしながら、引き続き人材支援に尽力していこうと考えています。

移住は本人が母国の文化を持ち込む以上に、移住先で本人が大きく変化する事もあります。

私の学生時代の親友のお母さまで、とても厳格で規律正しい教師の方がいました。
我々が社会人になってから、スぺインに移住されて、10年ぶりくらいにお会いした時、
いきなり、「前田くん、久しぶりー!」と抱き着いてきて、あまりのキャラ変に驚愕した事があります。

東南アジアの運転はクラクション、横割り、逆走などアナーキーですが、先日面接したインドネシアのドライバーは、日本で世界一安全な運転ルールを学びたいと言っていました。

日本に来る外国人が母国の良さを持ち込みつつ、日本の良さも取り入れて、お互いが融合的に良い文化を作れたらいいと考えています。
インドネシアが、最近伸びているのは、インドネシア人の文化的適合性が優れている事も一因だと思います。

今年は非常に良いお客さまやパートナーと出会い、有意義な議論を重ねることができました。
この成果を基盤に、来年はさらに発展させていきたいと思います。

今年一年のご愛顧に心より感謝申し上げます。どうぞ良いお年をお迎えください。
引き続き来年もよろしくお願い申し上げます。

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