【人間関係・コミュニケーション】浅い会話って意味あるの?私が気づいた大切なこと
最近、“浅い会話”について考える機会がありました。
私は昔から、表面的な話やただの流行り言葉を交わすような会話が少し苦手でした。
例えば、「エモい」「やばい」だけみたいな、特に意味の深まりがないやりとりに居心地の悪さを感じることがあります。
正直、「それで何が伝わったんだろう?」と思ってしまう自分がいます。
けれど、最近ふとしたきっかけで、「浅い会話」にも実は重要な役割があるのではないかと考えるようになりました。
浅い会話が苦手だと思っていた私
ある日、カフェにいたときのことです。
近くに中学生くらいのグループが座り、「エモい」「これはマジBe Real(流行しているアプリ名) 」などと大盛り上がり。
「これがティーンの若さか…!」と新鮮に感じつつも、正直、その内容が自分には少し馴染まなくて、どこか疲れてしまいました。
「会話というより、ただ言葉を発してるだけに感じるなぁ…」と思い、私はカフェを後にしました。
私はもともと、深い会話を好むタイプです。
相手の考えや価値観、経験について掘り下げていくことで生まれるつながりに、安心感や喜びを感じます。
だからこそ、「浅い会話」にはあまり価値を見いだせず、どちらかといえば避けたいものとして捉えていました。
とはいえ、そういえば学生の頃は、流行り言葉を使う会話を「楽しい」と思うこともありました。
むしろ、軽い言葉でテンポ良く話せる方が心地よいと感じていたのかもしれません。
ただ一方で、形容詞や感情表現として「ヤバい」を使うことはあっても、その言葉だけで終わるのではなく、「相手はどう感じているのか」「どんな考えがあるのか」と知りたい、私も伝えたいと思う気持ちは、昔から持っていたように思います。
職場の女性陣から学んだこと
そんな私にとって大きな学びとなったのが、職場で出会った40~50代の女性陣のコミュニケーション力です。
彼女たちは、共通の話題を使ってその場を盛り上げ、誰も傷つけず、自然に場の雰囲気を明るくする術を持っていました。
たとえば、「最近こんなお店できたらしいよ!」とか、「身体凝っちゃうからこんなストレッチしてるのよね〜」といった、一見浅いけど、誰でも話しやすいトピックを自然に出して、会話が途切れないようにしていたんです。
その姿を見て、「こういうふうに場を和ませる力があると、人間関係がより円滑になるんだな」と深く感じました。話題はシンプルでも、相手の話を引き出したり、自然な流れを作る力が素晴らしくて、私もそうしたスキルを身につけたいと強く思いました。
浅い会話の本当の価値
この経験を通じて気づいたのは、“浅い会話”は単なる言葉のやり取りではなく、関係を築く第一歩になり得るということです。
深い会話に繋がるためには、まず相手をリラックスさせたり、話しやすい雰囲気を作ることが大事。
共通の話題で気軽に会話を始めることで、お互いに心を開きやすくなるのだと思います。
もちろん、流行り言葉だけのやり取りが全て悪いわけではありません。
ただ、それだけでは関係が深まらないことも多いと感じます。
一方で、“浅い会話”であっても、相手への興味や思いやりが感じられると、そこから一歩ずつ関係が進むのだと気づきました。
浅い会話も、深い会話も、どちらも大事
私にとって理想は、「浅い会話をきっかけにしながら、最終的には深い話までできる関係」を築くことです。
そのためには、職場での女性陣のように、まず相手との距離を縮める“浅い会話”のスキルを身につけたいと思っています。
皆さんは「浅い会話」について、どう感じますか?
深い会話と浅い会話、そのバランスについて考えると、新しい発見があるかもしれません。