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【ゲーム感想・思い出】ドラクエ1~11の思い出と「各作品の面白かった順番」

2024年7月21日、ドラクエ10オフラインをクリアした。

これでドラクエナンバリングタイトルを一応、1から11まで全てクリアしたことになる。(オンライン版の10を除く)

記念に、各ナンバリングの簡単な思い出(と少しの感想)を記しておこうと思う。

ネタバレだらけなので未プレイの方は注意してください
※否定的な意見も書いています


各ナンバリングの思い出とお気に入り度

ドラクエ1(FC版)

思い出

初プレイは8歳の時。発売日からしばらくして、3つ離れた兄がフラッと親に買ってもらってきたのを私もプレイさせてもらったのが最初の出会い。

それまでマリオなどのアクションゲームをプレイしたことはあったが、RPGをプレイするのは生まれて初めてだった。当時、そういう子供は多かったんじゃないかと思う。

7歳の私にはこの「RPG」というジャンルの概念を理解できなかった。

とにかく敵と遭遇した時の効果音が怖くて、また、戦闘で殺られるのも怖い。

「戦闘が怖い」と怯えた当時の私はフィールドに出るのを拒否するようになり、ひたすらラダトーム城内を歩き回るという「何が楽しんだそれ?」というプレイに落ち着いた。

こんな状態なので無論、クリアは出来なかった。

RPGという概念を理解した上でちゃんとプレイしてクリアしたのは、中学生ぐらいの頃だったと思う。

兄のプレイを見ていたので謎解き要素は全て把握しており、クリアするのには特に苦労しなかった。

好きなキャラはラダトームの町の宿屋にいる、ローラ姫捜索隊の兵士。

「そこに誰かいるのか? 私はもう何も見えぬ、何も聞こえぬ」というセリフが印象的で、今でもたまに夫との会話に登場させる。(例:「今日はもう疲れた。何も見えぬ、何も聞こえぬ」)

他、ダンジョンで、下の階に進むにつれてBGMがおどろおどろしくなっていく演出が好き。

竜王第二形態戦の際、ベホイミの「べ」の字がひしゃげた感じに表示されるのも好き。

お気に入り度
3/5


ドラクエ2(FC版、GBC版)

思い出

初プレイは9歳の時。発売してすぐに兄が買ってきたのを、たまにプレイさせてもらっていた。

この頃になるとRPGという概念は多少は理解していたが、プレイの仕方が異常に下手だった。

まず戦闘をしない。基本、全逃げである。

全逃げなのでレベルが上がらない。弱いまま無理やり、ストーリーを進めようとする。

逃げるのに限界を感じてからようやくレベルを上げるのだが、装備を整えるなどの基本的なことも適当である。「レベルを上げてお金をためて強い装備を買う」というRPGの基本は理解できていなかったようだ。

ドラクエ2は高難易度のゲームなのでこんなプレイ方法ではまともにゲームを進められるはずもなく、テパの村にたどり着いた頃にプレイを放棄してしまった。全滅ばかりするので心が折れたのである。レベル上げは当時の私には退屈でやる気がしなかった。

同時期にプレイしていた兄も自力でのクリアを諦め、ローレシアの王子をレベル50まで上げてロンダルキアでメモした復活の呪文を級友に借りてきて、そのデータでクリアしていた。

そして兄がシドーを倒すのを横から眺めていただけで満足してしまった。

そんなわけで2も1に引き続き、初見で自力クリアはできなかった。

しかしゲーム自体は大好きで、途中でやめてしまうくせに何度も最初からプレイした。

音楽がとても素晴らしかったのも、何度もプレイした理由かも知れない。

学校の給食の時間にドラクエ2の音楽が校内放送で流れた(誰かがリクエストして流してもらったんだろうなぁ)時は、飛び上がって喜んだものである。

20歳を過ぎてからGBC版をプレイしてクリアしたが、鬼畜難易度のFC版は未クリアなので「2をクリアした!」とは胸を張って言えない。

GBC版をプレイした際、ローレシアの王子の強さが非常に頼もしく、バッタバッタと敵をなぎ倒すその姿にすっかり惚れ込み、クリアした頃には彼が大好きになった。

今でもローレシアの王子はお気に入りのキャラの1人である。

他、開発陣も後に語っているみたいだけど、FC版はゲームバランスがおかしい。ロンダルキアへの洞窟とか殺意しか感じられない。ロンダルキアへの洞窟はGBC版でしかプレイしていないけど、GBC版は難易度が緩和されているはずなのに難儀した。

サマルトリアの王子の役立たずっぷりは語り草である。いくら大器晩成型とはいえ、そこに至るまでは弱すぎる。「いやー探しましたよー」とか言ってる場合じゃないぞ。

お気に入り度
5/5

後年、ニコニコ動画で『シムズ3でドラクエ2っぽい何かを作ってみた』というバカ動画を作るほどには気に入っている。


ドラクエ3(FC版、SFC版)

思い出

初プレイは10歳の時。今度は兄ではなく私がおもちゃ屋へ買いに行った。

発売日から直近の日曜日に近所のダイエーへ買いに行くと、町中の子どもがおもちゃ売り場に集まっていた。人だかりの真ん中では店員が一生懸命に「ドラクエ3は売り切れです」と声を上げている。

私は店員の元へ駆け寄り「予約したい」と告げ、ドラクエ3を予約した。人生で初めて、自分で何かの商品を予約した瞬間である。

予約してまで手に入れたドラクエ3を私は夢中でプレイした。

バラモスを倒したあと、下の世界がアレフガルドだったことにびっくりしたし、主人公が勇者ロトの称号を授かった者だったと明かされた時は「えー!?」と声を出して驚嘆した。

当時のPTは戦士・戦士・勇者・僧侶(後に賢者に転職)。魔法使いの有用性を理解できなかったため、このような脳筋PTになった。

2の時ほどではないとはいえ、まだRPGがあまり上手でなかったため、本作も戦闘から逃げることが多かった。なのでゾーマ撃破時のレベルは低めだったと思う。

10数年後、SFC版をプレイした時は「しんりゅうを正攻法で倒す」ことに腐心した。

しんりゅうを倒すのはレベル99の武闘家4人で倒すのが定石だが、私はなぜか「それじゃつまらない」と拒否。

賢者を何度も転職させステータスを底上げし、勇者と賢者3人でベホマズン・メラゾーマ連発で15ターン以内にしんりゅうを倒した。

ちなみに私はゲームにおける運要素が非常に苦手なため、SFC版ではすごろくはほとんどやっていない。闘技場も同様の理由で放置。

お気に入り度
4/5


ドラクエ4(FC版)

思い出

初プレイは12歳の時。この頃になるとプレイの仕方もだいぶマシになっている。

主人公は女性を選択。

シンシアが死んだのはショックだった。シンシアのはねぼうしは売らずにずっと取っておいたものだ。

章仕立てのストーリー、魅力的なキャラクターたちに12歳の私はすっかり魅了された。

特にストーリーがとにかく大好きで、ストーリーを振り返りたいために何周もプレイした。

何度もプレイしているうちに「立ち寄らなくてもクリアには支障がない町には一切立ち寄らずにクリアする」という謎のやり込み(?)を達成したりもしている。

FC版のドラクエ4をプレイした人は皆「クリフトはザキばかり唱える」と言うが、私はなぜかクリフトにそういった印象がない。アホだから気づかなかっただけだろうか。

そんなクリフトに私は無駄にはぐれメタル装備を一式装備させるなどして、彼を寵愛した。

大好きなタイトルなのだが、なぜかリメイク版は一切プレイしていない。なので6章のことをよく知らない。ネットでちょっと調べた程度の知識しかないが、蛇足のように感じる。まあリメイクをやっていないからそう感じるだけかも知れないけれども。

ピサロが嫌いって人は多いようだが、私はこれまたなぜかそんなに嫌いではない。シンシアを殺されているのにねえ。

お気に入り度
5/5


ドラクエ5(SFC版)

思い出

初プレイは14歳の時。

プレイ当時は一本道のストーリーがあまり好みではなく、文句ばかり言いながらプレイしていた。

しかしそのストーリーが凄まじかったし、モンスターを仲間にできるシステムも面白かったので、なんだかんだで目一杯楽しんだ作品である。

花嫁は先にプレイしてビアンカを選んでいた兄に「フローラを選んだらどうなるか見たい」という理由で、無理やりフローラを選ばされた。

プレイ中、結婚相手を決める前夜にフローラがスヤスヤと眠っているのを見て「こんな大事な日の前にぐっすり眠れるような女なんて嫌だ!」と兄に泣いて抗議したのをよく覚えている。当時の私はフローラを「無神経な女」と解釈したのだ(ちなみに今では「大物」と思っている)。

しかし結果的にはフローラのほうがシステム的に優遇されていたため、「これはこれでいいか」とフローラを歓迎することになる。

父親を目の前で殺されたり奴隷になったり息子が勇者だったりと、ドラクエ5のストーリーには本当に驚かされっぱなしだった。この頃の堀井雄二氏は神がかっていたと思う。

お気に入りのキャラはピエールとピピン。クリフトの時と同様、彼らにははぐれメタル装備を一式与えて寵愛した。

スタメンキャラは主人公一家とピエールとシーザーだったと記憶している。ピピンは好きだったけどスタメンではない。

お気に入り度
4/5


ドラクエ6(SFC版)

思い出

初プレイはいつだったかな。17歳か18歳の頃だったと思う。

最低でも2周はプレイしたはずなのだがストーリーをあまり覚えていない。私の周りのドラクエ6既プレイヤーはみんなストーリーを覚えていないと言っている。上に行ったり下に行ったり、話が複雑だからだろう。

ムドー戦以降の「ミニストーリーの詰め合わせ」みたいな構成は、あまり好みではなかった。

また、弱いと有名なテリーだが、私はそういう印象を持った記憶があまりない。普通にスタメンで使っていた。

クリフトの件といい、私はプレイのツボが一般的な感覚から少しずれているのかもしれない。

全体的にあまり内容を覚えていない6だが、アモスに本当のことを伝えて「やっちまった」と青ざめてリセットしたのはよく覚えている。

お気に入り度
3/5


ドラクエ7(3DS版)

思い出

PS版は未プレイ。原作発売後、だいぶ後になってから3DS版で初体験した。プレイしたのは2020年頃かな。

率直に言うと、好みではない。ストーリーが合わなかった。陰鬱な話は苦手よ。

キーファが離脱することはネットで散々「種泥棒」と批判されているのを目にしていたのでなんとなく知っていたが、実際に離脱するシーンを見た時は「は!? 身勝手すぎる!!!」と激怒したものである。

暗い話が好きだった10代・20代の頃にプレイしていたら、印象がだいぶ変わっていたかも知れないと感じる作品。

お気に入り度
2/5


ドラクエ8(3DS版)

思い出

PS2版は未プレイ。3DS版を初プレイしたのは2023年。

本作もあまり好みではない。前半の、ドルマゲスを追うだけのストーリーがとにかく退屈だった(好きな人ごめんなさい)。

PS2版をリアルタイムでプレイしていたら絶賛していたかも知れないが、フル3Dのゲームが珍しくない時代にプレイしたので、特に感動はなかった。

お気に入り度
2/5


ドラクエ9(DS版)

思い出

初プレイはいつだったか覚えていないが、クリアしたのは2022年。

それまでは船を手に入れる直前までプレイしてプレイを放棄して放置し、数ヵ月後に最初からプレイし直してまた船の手に入れる直前でプレイ放棄し……というのを3回も繰り返している。

なんでプレイ放棄したのかは覚えていないのだが、たぶん、サンディのキャラが苦手でプレイするのがしんどくなったからだと思う。

サンディについてはエンディングでアギロの「こいつまだガキなんで」というセリフで評価が一変し、苦手意識は無くなった。「サンディは幼い子どもみたいなもの」と考えたら、これまでのサンディの言動が腑に落ちたからだ。

全体的にはなかなか面白かった。

ドラクエっぽいかと言われると「?」となるが、これはこれで良いと思う。キャラメイクや育成が楽しかった。

2022年に4度目のプレイでクリアした際のことは別記事に詳しく書いているので、興味のある方はそちらを参照してください。

お気に入り度
4/5


ドラクエ10オフライン(Switch版)

思い出

クリアしたのは2024年。

合う合わないで言えば合わなかったほうだが、元がオンラインゲームということを考えると仕方ないかなと思う。

いちばん合わないと感じたのは「店売り装備や宝箱でゲットする装備でキャラが強くなる」という要素が皆無だった点。

錬金や鍛冶が苦手な私には、店売りや宝箱で強い装備を入手できない本作の仕様は厳しかった。

また、元がMMORPGだからだろうが、移動が多すぎると感じた。お使いも多すぎたように思う。

移動が多い上にロードも多くて長いと思った。プレイしていてテンポが悪く感じてしまった。

巷で散々言われているが頭身がチグハグなイベントシーン、ストーリーにおける仲間キャラの存在感が希薄な点も気になった。

しかしこれらのことが気にならない人にはやりこみ要素の高い良ゲーなんだろうなあとは思う。(ちなみ私はやりこみはやらないタイプ)

お気に入り度
2/5


ドラクエ11(3DS版)

初プレイは2017年。予約して発売日に購入し、プレイしている。

当時はドラクエから遠ざかっていた時期だったが、11はロトシリーズと関係があるらしいと小耳に挟んだため「ぜひプレイせねば」と購入した。

作中、ロトシリーズとの関連を匂わせる演出が多く、「これってこういうこと? どうなの? なんなの?」とずっと気にしながらプレイしていた。

本作のストーリーの一番のヤマ場は「ベロニカの死」だと思うが、私はこれをネットのネタバレで目撃してしまっていた。

このネタバレを見た際、同時にプレイしていて私より先に進んでいた夫に「ベロニカ死ぬの!? ねえ、死ぬの!?」と問い詰めた思い出がある。

夫はしんどそうな顔で「うん」と答え、私はがっくりとうなだれた。

そんな事件があったが嫌になってプレイを放棄するということはなく、ニズゼルファ撃破まで一気にクリアした。

主人公が勇者ロト本人だったことに驚いたし、エンディングに1の勇者が出てきたことにびっくりしたし、最後の最後で3の冒頭に繋がるような演出を見て「ええーっ!?」となった。

ストーリーとエンディングも良かったけど、ストレスフリーなゲーム設計も良かった。

ダンジョンは「ちょっと簡単すぎでは?」とは思ったけど、ゲームをする体力が落ちた今ではこれぐらいの難易度でちょうどいい。

12もこの路線で行って欲しいが、ターン制コマンドバトルを見直すとかいう話だし、私でも楽しめるだろうかと今から不安である。

好きなキャラはシルビア。

最初は「オネエ? え??」という印象だったが、ストーリーを進めていくにつれてその男前っぷりに魅了された。

お気に入り度
4/5
マイナス分はベロニカのネタバレを見てしまった分。


個人的ランキング(面白かった順番)

各ナンバリングの面白かった順は以下の通り(あくまで個人の感想です)。

4>11≧5=3≧2>9=6>1>10オフライン≧8>7

面白かった作品がロト・天空シリーズに偏り気味なのは仕方ない。感受性が鋭い時期にプレイした作品はどうしても上位に来てしまう。

思春期に7や8をプレイしていたら順位はガラッと変わっていたかも知れない。


まとめ

以上、私のドラクエの思い出と、各ナンバリングの面白かった順番でした。

ほぼ自己満足のために書いた記事なので第三者が読んで面白いかどうかは分からないけれども、少しでも共感して頂けたり、「えー、それは違うよー」などとツッコミを入れて頂けたのなら幸いです。

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