「錯覚」は誤りか正解か
Q「上の写真の2つの図の縦線部分、どっちの方が大きいでしょう」
A「答えは同じ長さでした〜〜」
多くの人が左の図が長く見えるはずだが、あまりにも有名な錯覚なのでもはや茶番でしょう。
でも、なぜこのような錯視が起こるか知ってますか?
これは、人がいかに物理世界を解釈するかという「心の働き」の表れです。
人は物を見るとき、対象の色や形を網膜に写すことで知覚を得ています。しかし、網膜という面に写し出された像は、歪んでるし立体的ではない。だからこそ、物理世界をなるべく正確に捉える「心の働き」が必要なのです。
この意味は次の写真を見れば分かるはず、
つまり、奥行きの解釈が「左の方が長い」という感覚を生み出しているということです。
「左の方が長い」を心の誤りとするか、ある種の正解の正解とするか、
それは物理世界、心理世界どちらに正しさを見出すか次第だと思います。
なんにせよ、私の言いたいことは2つ。
⒈物理世界を捉えるには心理のフィルターが必要
⒉物理世界と心理世界にはズレがある
100%の客観性なんてないのだから、心理という幻想の世界を豊かにしていくことは大切だと思ってます。
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