スタートアップで超重要な強い「マネジメントチーム」を作る方法
マネジメント1人でやっていませんか?
こんにちは、ログラスでシニアエンジニアリングマネージャーをしている飯田です。
突然ですが、みなさんの会社のマネージャーはどのように動いていますか?1人で動いていますか?それともチームで動いていますか?
今回はマネージャーがチームで動く重要性についてお話しします。
マネージャーがチームになれないケースとしては、
横のマネージャーで連携がない
縦のマネジメントラインで連携がない
の2パターンがあります。
それぞれのケースでどのような問題が起きるのでしょうか?順番にみていきます。
なぜマネジメントチームが必要なのか?
マネジメントは1人で戦うには巨大すぎる
マネジメントの対象は以下のように多岐に渡ります。
KPI
人
プロジェクト
プロダクト
テクノロジー
こうしたものすべてに1人で向き合うことが難しいことは想像に難くないと思います。
連携がないとどうなるのか?
1つ目はマネージャー個人の力がマネジメントのボトルネックになってしまうということです。
「早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」という言葉がありますが、これはマネジメントにおいても同じことが言えます。
連携ができていないマネージャー達は個々人が頑張れるところまでしか組織を維持することができません。
2つ目は上記の結果として組織はトップのマネージャー1人の限界までしか成長を生むことができません。したがって会社の成長の阻害要因となってしまいます。
マネジメントチーム組成の例
縦のマネジメントチーム(CTO-EMの例)
課題
各チームにおけるアウトカムの責任はマネージャーが負うとした場合にCTOとEMの距離ができてしまう
→ 経営からみたときのあるべき期待 vs 現場EMの業務負荷
→ ギャップが埋まらないまま業務負荷が限界まで増大してしまうリスク
アクション
マネジメントチームとして課題 vs 私たちの構造にする
課題を吐き出して業務整理をする会
DTA
課題を吐き出して業務整理をする会
業務整理をする会では、具体的なタスクや課題をベースにEMがやるべきタスクかどうか?を軸に分類を行いました。これによりフォーカスすることやオーナーシップを明確化することができました。
DTA
DTAについては同じくEMの松岡の記事に詳しいですが、CTO-EMでも継続して使うようなミームができたことで一体感を作り出すことができたと感じています。
この会では自分たちを表現する言葉として日本代表のナショナルスタッフチームのようなプロフェッショナリズムを持ったチームになりたいよね、といったイメージをすり合わせることができました。
横のマネジメントチーム(経営陣と各部門のマネージャーの例)
課題
部門の内部の視点での意見しか上げられず、偏った観点で経営の意思決定が行われてしまうリスク
→ 結果として部門間での温度差や納得感の乖離が発生する可能性がある
アクション
マネージャーオフサイトMTG
対面でこのコミュニケーションの基盤を作ることがLTVであると伝える
イシューごとにそれぞれの視点からの意見を述べる
きちんと質問することで発言者のバックグラウンドについて理解が深まる
全体で認識を合わせた方がいいことは出し惜しみせず話し切る
真面目な議論が終わった後はしっかりリラックスできる会も設ける(つまり飲む)
アジェンダは事前に持ち寄る形で企画しましたが、普段はやらないような緊急ではないが重要で重い議題が並ぶことになりました。
これについては日常業務の中ではお互いの解釈を共有しあう時間はなかなか取れませんので、だからこそ腹を割ってしっかり意見を出し切ることが価値のある会となりました。
共通していること
上記の2つの例において共通していることは、対面でそれぞれの温度感を伝えることです。
マネージャーや経営陣は会社の雰囲気やモメンタムを作る重要な役割を持っています。
したがってそのレイヤーですれ違ってしまい機能不全に陥ることは会社にとって大きな損失になり得ます。
しかしながら、すれ違いと言っても健全な議論を避けるたいわけではありません。健全な議論のためにはお互いの信頼関係を作り上げることが何よりも重要です。
信頼関係があるからこそ厳しいフィードバックを伝えることができるし、受け取ることができるのです。
まとめ
横のマネジメントチーム、そして縦のマネジメントチームそれぞれで強固な信頼関係を築き、会社を成長させるための土台を作ることが重要となります。
マネジメントチームのチームビルディングへの投資こそが持続的な会社を作る基盤となっていきます!
ログラスでは会社そのものを作り上げていくマネジメントポジションも拡充していっていますので関心を持っていただいた方はぜひ以下もご覧ください。
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