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9月19日は,正岡子規の亡くなった日。

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概要 このページでは「今日は何の日?」をテーマに,今日生まれたひとや,今日あった歴史的出来事について書いていきます。昔のことを思い出し,それを題材に周りのひとと会話するきっかけづくりにお使いください。毎日提供!(たぶん)

今日は何の日

9月19日は,正岡子規の亡くなった日です。

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺

正岡子規

一度聞いたら,忘れることのできない俳句。明治はそんなに昔ではありませんが,昔から残っている歌というのは,一度聞いたら,こころに残る物が多いですし,覚えておこうかというものが多いですね。

正岡子規ですが,小さいころから,病気とつきあい,40歳に届かない年齢でこの世を去ります。夏目漱石と親友だったといいます。鬼難しかっただろう漱石と一緒に暮らしたりしていますので,変わったところがあったひとだったのかなと思います。

俳句,短歌,新体詩。小説に評論,そして随筆。多くのことにとりくんだ子規。

漱石の「正岡子規」というエッセイを読むと,それにくわえて,書道をしてみたり,はたまた,易をたてて,漱石を占ったりしていたことがわかります。

病気を抱えながら,それでいて,いいようのないユーモアに包まれている子規。もしも病気がなかったら,もっと多くの仕事を残していたでしょうか。子規は死ぬ数年前から日記を書き始めています。それが「仰臥漫録」。死期が近づくにつれ陽を帯びるようになるのが興味深いところです。

  • 正岡 子規 (著)「仰臥漫録」 (岩波文庫 緑 13-5)

最近,いろいろの苦しみがなかったら,もっと楽に,もっとよく生きることができただろうかと思うことがあります。もしも,そうだっとしたら,しかし,それはわたしとは全く違う他人の人生になってしまいます。今の自分はいないわけです。このはなしはもうすこし考えてみたいはなしです。

ところで,子規は絵まで描いています。

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