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今もしも南海トラフが起きたら?カセットコンロとポリ袋で作る料理。食は生きる源!
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もしも今地震が起きたら
わたしは四国に住んでいます。
日常的に,ふと,「今,何回トラフが起きたら,どう行動する?」と考えます。
地震が来るのは仕方がない。けれども,なんとか生き抜かないといけない。
過去の震災から学ぶ
阪神淡路の震災から学べることがたくさんあります。例えば,ライフラインの問題。次の論文の1枚目右上の図をぜひみてください。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/safety/35/1/35_50/_pdf#:~:text=中圧ガス導管の,地区で開始された%E3%80%82
この図は,阪神淡路の震災。ライフラインのうち,電気,水道,ガスがどれくらいの期間で復旧したかをまとめたもの。
一番はやく復旧するのは電気。被災してからかなりのスピードで復旧しています。
次は水道,そして,ガス。しかし,このふたつはかなり完全復旧までに時間がかかっています。水道は1ヶ月以上,ガスは3ヶ月たっても完全復旧に至っていません。
ここから学ぶべきことは,水の備蓄が重要であるということ。地震直後の何日分の水をもっていおかないといけません。
水が大事。でも水はすぐになくなる。どうする?
実際に被災したら,どんな暮らしになるのかだろうとよく想像します。いくら水を備蓄していても,あっという間になくなってしまうだろうな。
水を有効に使う方法を普段から考えておかなければならない。こんな料理方法があります。
パッククッキング
下浦先生がパッククッキングという調理方法を紹介されています。詳しくは下の論文をみてほしい。
パッククッキングとは,その名のとおり,食材をポリ袋でパック,密封して,湯煎して調理するというものです。
ポリ袋といっても,なんでもいいわけでなく,高密度ポリエチレン製で耐熱性のものを使います。湯煎用のものも販売されていますので,普段から調理で活用されている方も多いでしょう。
ポリ袋を使った湯煎のなにがいいかといえば,湯煎する際に使う水が必ずしもきれいな水でなくてもよいところです。例えば,食材を水洗いする。そのときに使った水をとっておき,食材を湯煎する水に使うことができる。
普段からパッククッキングを試してみる
水を再利用できる。この調理方法であれば,貴重な水をかなり有効に使えますね。
この調理方法は普段から,たまに家庭でも行っておくことが必要でしょう。被災して,いきなり,挑戦してみても,必ずしもうまくいくとは限らない。どんな食べ物ができあがるか,イメージしていると,実際に食べるときも抵抗はないでしょうし。
また,定期的にカセットコンロを使って,料理をするようにしておくといいでしょう。冒頭に述べたように,被災時,ガスの復旧は一番遅くなります。しかし,カセットコンロがあれば,ガスで調理ができます。携帯用のものが1台あれば,雨風さえしのげれば料理ができます。
しかし,さあ,使おうと思ったときに,ボンベがなくて使えない,そんなことが
ないようにするためにも,鍋料理にでも何でもよいので定期的にカセットコンロを使ってみるのも,ひとつの防災訓練になると思います。
スーパーで買うより安い!
普段から定期的に,家族や友だちなんかと,カセットコンロを使ってできる料理のレパートリーを増やしておくのもいいでしょうね。この方法でしたら,楽しみながら,防災について考え,備えることができるわけですから。
備えあれば,憂なし。楽しみながら,生きていきます。
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