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お酒とがん。純アルコール量の算出方法。わたしはすっぱりアルコールやめます。さようなら,アルコール。
概要 この記事は,純アルコール量の算出方法を解説し,読者の生活を見直すきっかけになることを望んで書かれた記事です。
令和6年2月19日,厚生労働省が,飲酒に関するガイドラインを出し,話題になっています。
純アルコール量,1日あたり11g 以上を女性飲んだ場合,脳梗塞の発症リスクが高まり,1日あたり20g以上飲んだ場合,男女ともに大腸がんの発症リスクが高まるといいます。ですから,アルコール量を減らしましょうという内容です。
アルコールは発がん性物質ですから,そもそも飲まない方がいいですね。下の論文によれば,アルコールは,口腔がん,咽頭がん,喉頭がん,食道がん,肝臓がん,大腸がん,乳房のがんの原因であると確定されているそうです。食品に発がん性物質が含まれていたら,上へ下への大騒ぎになります。けれども,アルコールそのものが発がん性物質であることがわかっているのに,それを喜んでがぶがぶ飲むでいるなんて,なんだか,人間ってよくわかりませんね・・・
わたしはずっと飲むのをやめていたのですが,ふとしたことから飲み始めてしまいました。
ところで,純アルコール量とは何だろ?わたしの場合だったら,1日あたりどれくらいの量,接種しているのでしょう。自分で計算できるようになりましょう。
純アルコール量
純アルコール量は,お酒に含まれているアルコールの量です。
純アルコール量の算出
純アルコール量とは次の手順で算出します。
$$
純アルコール量 = お酒の量 (mL) \times アルコール度数 \times 0.8
$$
例として, 100 mL でアルコール度数が 15% のお酒を考えてみましょう。この場合,純アルコール量は次のように計算します。
$$
純アルコール量 = 100 \times .15 \times 0.8 = 12
$$
100 mL のお酒の中には,水とアルコールが含まれています。アルコールはそのうちの 15% というのですから,$${100 \times .15}$$ とすると,お酒のなかにどれくらいアルコールが含まれているのか計算することができます。
最後に,$${\times .8}$$ をしているのは,アルコールが$${1 \mathrm{cm^3}}$$ あたり .789g であるからです。水は $${1 \mathrm{cm^3}}$$ あたり 1g ですが,アルコールは $${1 \mathrm{cm^3}}$$ あたり .798g と水より軽い。
本来でしたら,.789 をかけるべきですが,細かくて,ややこしいので,簡単のために,$${1 \mathrm{cm^3}}$$ あたり .8g として,$${\times .8}$$ をしているわけです。
アルコールは 15 mL。それに .8 をかけると,純アルコール量を算出できます。
$$
純アルコール量 = 15 \times 0.8 = 12
$$
100 mLでアルコール度数 15% の商品であれば,純アルコール量は 12g。厚生労働省のデータから言えば,女性の場合,純アルコール量 12gを毎日摂取していると,脳梗塞のリスクが高まることになります。
そんな量で脳梗塞! もう,お酒,やめます!
今回のガイドラインの発表を受けて
今年も遅れて人間ドッグをうけました。その結果が年末に帰ってきていました。
大腸の再検査が必要だということで,すこし前に大腸の検査に行ってきました。
腫瘍が見つかり,その大きさから手術しましょうということになりました。良性か悪性か調べておきましょう,結果は2週間後にきてくださいということでした。
検査結果を聞きに行く日が2日前だったのですが,仕事の関係で行けませんでした。またちかいうちに行こうと思っています。
ああ,飲まなければよかったなと思っても,後の祭りです。
わたしはもう今日からすっぱりやめます。
さようなら,アルコール。