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浮浪者のままでは眠れない
おはようございます。今日も変わらず音声入力で行きましょう。
たまに、旅していた頃の夢を見ることがあります。私が言う「旅」というのは野宿旅のことです。正直、大変なこともありました。
暗くなっても寝床が見つからず、真っ暗な道路を歩きなんとか寝れそうな場所を探したり、雨雲に追われながら通常の汗なのか冷や汗なのか分からない汗をかき屋根を探す日もあり、どちらかというと大変な思い出の方が深く胸に刻まれているというのが現実です。
もちろん、後悔しているとかそういうことではありません。旅をしてよかった。純粋にそう思います。
旅人というより、外から見れば単なる浮浪者だった私ですが、こういう経験ってなかなか誰しもできるわけではないので、今なら面白おかしく語れそうです。すべてを語るには時間がかかるので後回しにしますけど。
あの時の事を思えば、今の生活は何て幸せなんだろう。
屋根がある場所で寝ることができ、温かいご飯を食べることができ、毎日お風呂に浸かることができる。何より寝床を探す必要がない。電子レンジだってある。人にビクビクすることもない。
日本において普通のことかもしれませんが、帰る場所がない生活を半年ほどした私にとっては本当に天国のような状況です。
まあ、こんな色々と偉そうに語っていますが、普段はこういうありがたみも忘れてしまい、もっと幸せになりたいなあなんて思ってしまうんですけどね。忘れてしまうのは仕方ないことかもしれません。人間だもの。
楽しくなかったことばかりではないです。寝床を探すのだってサバイバル感覚があって楽しいですし、無料のキャンプ場を見つけた時はものすごくテンションが上がります。そしてそこで見る満天の星空・大自然・心も解放されるような清々しい朝・そういう生活を半年も出来たという事はまぎれもなく幸せな事です。
人生には刺激が必要だと思いますが、刺激が強すぎても心身が耐えられなくなることもあります。かと言って刺激がなさすぎる人生はとてもつまらない。
刺激も良い塩梅で。その点で半年以上も野宿旅をするというのは強すぎる刺激だったとも振り返れます。
この辺りは個人差があるので具体的な事は言えませんが、例えば私だったら週に2日どこか知らない土地へ行き一泊するくらいの刺激が丁度良いなと思っています。普段の生活のありがたみも定期的に振り返れますし。
皆さんはどうでしょうか?刺激が足りてますか?逆に過剰ですか?
すえを(@ysgenfu)
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