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ドーナツ移動販売の試算(キッチントレーラー編)

誰にも相談しておらず、まだしっかりと調べたわけではありません。

自分で勝手に計算しておけばよいのは、そりゃそう。しかし、人に見てもらえるように書くほうがモチベーションに繋がるので記事にします。

とはいえ、あくまで自分用です。

店舗を持っていたころのドーナツ屋については上記。


キッチントレーラーの購入を検討

恒常販売&移動販売を組み合わせたいので、キッチンカー営業を検討。そのうえでキッチントレーラーのほうが利便性がよく、価格も新しく車両を購入するよりも比較的安価である。

軽自動車で牽引できるトレーラーを新規購入。サイズは全長3.4m以下で全幅1.48m以下である必要あり。

減価償却の耐用年数は「4年」。仮に160万円で購入した場合、1年間で40万円の控除となる。

営業許可についての詳細は以下の記事をメインに参考とした。

「ドーナツ(どーなっつ)」「コーヒーや抹茶ラテなどの飲み物」「ラスクやクッキーなどの焼き菓子」の販売を考えている。


開業資金

トレーラー製造会社は複数あるが、大手は大阪のCKKSという企業。価格は税込「160万円」程度。

佐賀県の「飲食店営業」の営業許可申請手数料は16,000円。

ガスコンロ&ガスオーブンを導入したいが、おそらく重量的に積載できないと思われるので、今回は電気オーブンとIHコンロで試算する。(ガスだとフェリーにも載せられなくなると思われる)【参考

必要機材は以下の通り。詳細については最後の段落に載せておく。

  • 電気オーブン×2台:12万円

  • IHコンロ2口:2万円

  • 200リットルタンク×2個:10万円

  • 車載用冷蔵庫:5万円

  • 冷蔵庫用ポータブル電源:16万円

  • 冷蔵庫用温度計:0.1万円

  • ボウルなどの食器類(あるものも多い):1万円

  • スポンジや洗剤などの消耗品:1万円

  • デザイン&レイアウト料:10万円

合計「52.1万円」。これらに前述の「160万円」と「1.8万円」を追加する。

よって開業資金は『213.9万円』以上必要と判断。その他、保険料や電気代・消耗品・出店料などの支払いがあるので、余裕を持って『240万円』は準備しておきたい。

※ショーケースの必要性は現段階では判断できない。デザインやレイアウトを決める段階で考えたい。宣伝やホームページ作成は自力で行う。

損益試算

当初、損益の試算(何個売れば利益が出て、それはリアルな数字なのか)をする予定だった。しかし、それ以前に課題が出てきた。

最新の原価

最新の原価が「約73円」と超高騰してしまっているので、さすがに計算ができない。全体的な原材料高騰に加え、小麦粉やたまごをグレードアップした結果なのだが、原価率約49%は飲食店を経営できる数字ではない。

2019年の原価

佐伯市で営業していた時は、プレーンの原価率が32.1%。個人の小さなお店だからこそ、なんとかやっていけるレベルだった。

考慮すべきは以下。

  • 原価率(35%・なんとか抑えるように)

  • 出店料(10~20%)

  • 人件費(20%)

  • 消費税(8%・今の価格は消費税を加味していない・インボイス制度)

その他、電気代などの月々の固定も加味すると、純利益率は「15%」ほどになる計算。人件費は1人で回せればかからないので、1日120個くらいまでなら1人で回せると思う。

・120個のドーナツを売り切った場合

(120個×150円)=18,000円
-(原価:6,300円・出店料3,600円・消費税1,440円)
手元に残るお金=6,660円

すべてプレーンで計算し、120個廃棄なしで売り切った場合の試算。これらに月額の光熱費や保険料がかかるうえ、トレーラーの初期費用を考えると、これではとてもやっていけない。

・最低でも1日10,000円のお金を手元に残したい場合を逆算

10,000円/0.35=28,571円(29,000円と計算)
29,000円/150円=194個

よって1日に194個のドーナツを売り切らなければならない。しかも廃棄なしである。1人で作って1人で売り子をした場合の試算なので、バイトを雇うならさらに要求値は上がる。

ドーナツの相場観・また当方のドーナツの見た目を考慮すると、やはりプレーン1個150円はキープしておきたい。

これはあくまでドーナツだけの数字。ドリンクはもっと原価率がよいとはいえ、キッチントレーラーの費用回収を考えると、やはりもっともっと勉強しなければならないことだらけである。

以上が損益試算の現時点での結論である。


必要機材の詳細

電気オーブン×2台

オーブンはお菓子作りの肝であるため、値段では決めたくない。とはいえ、高いほど良いとも思えないので、評判の良いシャープ製で試算。家庭用なので耐久性には不安あり。

ちなみに業務用の電気コンベクションオーブンの価格は約26万円。(詳細

IHコンロ2口

揚げ物・湯銭・洗い物時に使用。電気フライヤーのほうが量はこなせるが、180個程度の製造なら揚げ物用鍋でも問題ないと思う。

200リットルタンク×2個

専用のものを開発している企業があった。現時点では在庫切れ。排水用も同じものを利用したいので2個必要。

車載用冷蔵庫

冷凍機能もついた高性能冷蔵庫。性能を落とせばもう少し安いモデルでも問題ない。

冷蔵庫用ポータブル電源

上記冷蔵庫はバッテリー式ではあるが、安定して使うためにはポータブル電源が必要。定格90W(参照)であるため、変換効率も考慮して12時間駆動なら最低1,200Whは必要と試算。

冷蔵庫用温度計

食器類などに加えたかったが、営業許可を取る際に重要となる機材なので入れておく。

ボウルなどの食器類(あるものも多い)

多めに作るならボウルを2個ほど増やしたい。多めに予算を取っている。

揚げ物用なべは必須。数によっては油を交換する必要が出てくるかもしれない。

スポンジや洗剤などの消耗品

消耗品も多めに予算を取った。

デザイン&レイアウト料

完全に素人であるのでプロにお願いしたい。知り合い伝いでいくのか、コンサルタント的な人に頼むのかはわからない。たぶん、後者なら予算10万円では足りないだろう。

最後に

このnoteを書くまで何も計算せず、妄想状態だったのでカタカタとタイピングをしながら現実と向き合っていました。

今の状態だと厳しいを通り越して「無謀」。これでは話になりません。キッチントレーラーだからという問題ではなく、ドーナツ屋で食べていくという前提から見直すべきだなと。

もちろん、これだけで諦めるわけではありません。これを機に情報を仕入れて、可能性を見出していきたいなとは思っています。漫画風に言うと「ここから始まるんだよ」状態ですね(笑)

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

いつもありがとうございます。 また読みにきてくださいね(^^)