落合陽一「 nullの木漏れ日 」メディアアート作品展示に行ってみた件
日本一のビジネス街,東京・大手町.ビジネスパーソンが行き交うオフィス街に存在する本物の森「大手町の森」で落合陽一さんのメディアアート展が開催されたので行ってきました.
「大手町の森」とは大手町タワーに隣接するスペースで,テニスコート14面ぐらいの空間に「自然の、本物の森の創造」を目指し,大手町のど真ん中に「自然の森」「郷土の森」を再現しつくられました.千葉・君津市から移植した広葉樹の空間は,絶滅危惧種の生物も訪れる場所にもなっているとのこと.
そんな都心のど真ん中の森の中で開催された,森とデジタルの親和性を考えつくられたデジタルネイチャーな作品をご紹介します.
インスタレーション装置
輝度が高いLED光源がライン状についたブレードを高速回転させることで,光の残像により映像として表現できるホログラム装置『3D Phantom』を使用.通常のディスプレイと異なり,透過型の装置なのでリアル空間との親和性を高める空間演出を実現していました.
横11本×縦2列,合計22本のブレードで8Kの映像表現を可能にしていました.
スピーカーはBOSEの360度全方位型が2台設置され,映像だけでなく音質にもこだわりを感じる装置が設置されていました. なお,地被類保護のためインスタレーション装置を広葉樹林の中には入れず,通路に設置されていました.
作品について
会期中のには,一度作品のアップデートが実施されました.
落合さん自身は『明るい時がオススメ』とのことでしたが,陽が落ち周りが暗くなり静観した森の中での作品は,高精細な映像と高音質なサウンドに引き込まれていく感覚になり,時が経つのを忘れて観入っていました.
わたしの言語表現では作品がチープになってしまうので…撮影した映像を実際にお楽しみください!
(高音質なスピーカー/イヤホンがあればそちらでの鑑賞がオススメです)
ちなみに,この作品撮影はむずかしかったです。。。
アップデート版 -夕暮れ-
アップデート版 -宵の口-
リリース時版
さいごに
最終日の7月8日(金)は,どこか身体に心がついていかない自分がいた日でした.事実と思えない残虐な事件により世の中の空気を重く感じ押し潰されそうな感覚で,人が多い空間に赴くのに憂鬱で,見ず知らずの人とすれ違うことに恐怖を感じるような気が晴れない日になった.友だちと約束してたけど『キャンセルしようかなぁ…』と直前まで思っていたぐらい…
でも,実際に脚を運び友だちと作品との時間を共にすると,どこか少し気持ちが楽になっている自分がありました.アート作品に触れることで,社会のノイズから少し距離を置くことができ,自分自身に余裕と余白ができ,新たな思考がはいっていく気づきがありました.
今回も多くの落合陽一塾サロンメンバーが脚を運んでいて,「あっどうも.はじめまして〜❣️」っていう感じでしたw
さいごまで読んでいただきありがとうございました🙇♂️