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長期的な見通しや世界が抱える課題をどのように自分のポートフォリオに組み入れるか②

*①は投資経験者向けでしたので、話が少しマニアックだったかもしれません。②の特に後半は投資初心者の方にもぜひ読んでいただければと思います(前半が難しいなと思ったら飛ばしてくださって大丈夫です)😊

(①から続く)

こういった長期の見通しや、世界が抱えている課題や問題を自分のポートフォリオに組み込もうとすると、短期的な相場動向に振らされたり、警鐘がなかなか現実のものとならなかったり(いつまでも顕在化しない可能性もあります)して、もどかしさを感じることがあるでしょう。

経験が高まってくれば、短期と長期を分けて理解する、複数のシナリオを同時並行で認識する、当面の現実と将来の課題や問題を考え合わせる、といったことができるようになりますが、相場というのは意地悪なもので、短期と長期に分けて理解すると長期のテーマが突然短期の相場動向に影響を与えたりして、余計に悩ましくなったりします。

投資経験の長い方々は、投資とはそういうものだ、これらをすべて含めて資産運用なのだと、楽しめるようになっています。中には、難題に直面してウキウキしている人さえいます。

しかし、そうでない方、そこまでしたくない方はどうすればいいのか?
答えはシンプルです。そこまでする必要も、そこを目指す必要もありません。

では、あまりもどかしくなったり、悩ましくなったりしたくないという方は、資産形成においてどのような知恵を使ったら良いでしょうか?
それが、
・分散投資
・積立投資
・シナリオ別にウェイトをかけた投資
です。

*実際はここに「長期投資」も入るのですが、今回は長期投資が前提となっており、その上で直面する諸々の要素についてお話をしているので、長期投資は除きます。

分散は、まず資産形成のスタートとして、株式銘柄の分散すなわちインデックス投資の活用が該当します。それが軌道に乗ったら、他の種類の資産、例えば債券やREIT(不動産投資信託)や、レイ・ダリオ氏も言及していた金(ゴールド)などを加えた分散を検討していきます(インデックス投資のみで資産形成を進めることも十分可能です)。

積立投資は、長期投資の中で起こり得る短期的な相場の波やイベントに対応するために、1つ1つを正確に予想することができなくても、その波の影響を和らげることができる投資方法です。そしていつ来るかわからない課題や問題に足がすくんでしまうことも避けられます。慣れてきたら、これに裁量的投資や短期投資を組み合わせて、自分のスタイルを形成していけば良いでしょう。

シナリオ別にウェイトをかけた投資は、まさに昨年から今年にかけての米国経済の動向が良い例でして、米国が景気後退に陥るという見方がある中で、実際は粘り強い成長を続けています。私たちがアナリストであれば、分析をした上で、景気後退に陥るのか、粘り強い成長を続けるのか、など何か1つに決めなければなりませんが、私たちは資産形成が目的ですので、両方のシナリオの蓋然性を考えて投資をすることができます(例えば、景気後退:成長継続=7:3や、景気後退:成長継続=3:7など)。

「よーよーの資産形成塾」では、こういったことを初心者から経験者まで、私と一緒に考えていきましょういうコミュニティーです。そして、資産形成プログラムやセミナーは、こういった考え方を、より実践的に、知識から経験、学びから知恵、に進めていくためのものです。

上記について言えば、では分散投資はどう進めていくのか、積立投資はどう展開していったらいいのか、シナリオ別にウェイトをかけた投資というのはどうやるのか、といったことをより実践的に行っていきます😊

*7月7日のお昼にセミナー&ランチ懇親会を開催します。現在、ウェブサイトおよびFacebookからお申し込み受付中です(下記リンクご参照)。皆さまふるってご参加ください。
ウェブサイト: https://ysassetdesign.com/
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日経ビジネスに私の記事が掲載されましたのでご覧ください
役職定年を割り切れず、学び直してメガバンクの肩書を捨てた:日経ビジネス電子版 (nikkei.com)

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