【現場の声】コロナショックでドラッグストアも大変です…!
noteにはふさわしくない記事だとは分かっていますが、不安のはけ口が無いので書かせていただきます。
一個人の意見なので、「へぇ~」と流していただければ結構です。
最近ニュースで、コロナ自粛による影響で様々な方が大変な思いをされている様子が取り上げられています。
「ライフライン」として重要だと言われている「小売業界」も、人手不足やクレーム対応等によって大変な思いをしているとネットに書かれていました。
また、人材募集を目的とした「#スーパーで働こう 」というハッシュタグも出てきているとか…。
在宅消費が伸びており、生鮮食品以外に、カップ麺・レトルト食品・冷凍食品・お菓子・飲料等の「簡単に食べられる賞味期限の長い食品」の需要が高まっています。
「ドラッグストア」にも、この様な食品をお買い求めのお客様が多くご来店されています。
郊外にあるドラッグストアでは、なおさらその様な傾向になっていると思います。
この様な状況の為、スーパーに限らずドラッグストアでも現場の疲弊が加速しそうな事態が発生しています。
日頃から「人手不足」に悩まされていますが、今回の件では今までに例のない事が起きています。
ここ最近、パート・アルバイトさんたちから以下の様な申し出がありました。
店長からこの話を聞いた時は正直「一体この先どうなるの…?」と思いましたが、どの方の申し出も納得のものです。
子どもさんの預け先は十分にある訳ではないし、仮にあったとしても集団で過ごすことに不安を抱える方もいると思います。
今は自分の命を守ることが最優先なので、接客を伴う現場には出ないという選択肢もあって良いと思います。
また親御さんの中には、この様な時に大切なお子さんを接客を伴うアルバイトには出したくないという方もいらっしゃるでしょう。
この業界、学生や主婦のアルバイトさんにかなり頼っているので、こういう時に弱さが出てしまいますね。
しかし、みんながみんなこの様な状態になると、現場は混乱しかねません。
正社員と出勤可能なパートさん・アルバイトさんだけで店を回すことになるのですが、最低ラインの人数しか出勤できない場合、レジ・在庫補充・発注・清掃・食品の見切りや廃棄といった「最低限の業務」をこなすだけでギリギリなんて事も起きるのではないかと思います。
商品の荷降ろしや整理、売り場の模様替え、販促物の付け替え、電話応対、新卒の正社員の教育もしなければならないというのに…。
接客に十分な時間を割くことができないのも辛いですね。
それでもって、「ドラッグストアならではの問題」もあります。
登録販売者(研修期間を終えたベテラン資格者)の従業員さんがお休みされてしまうと、非常にマズいのです。
ルール上「無資格の従業員」と「研修期間中の登録販売者」だけでは、ドラッグストアは営業できません。
現在の法律だと、ベテラン資格者不在の状態では、違法営業になってしまいます。
特に入社1~2年目の正社員に関しては、レジ・補充・発注等の基本業務においては戦力になれますが、この問題には太刀打ちできないのです。
また、応援要員の確保は難しいとなると、店長をはじめとした残りの資格者が「残業や休日出勤」をして乗り切ることになるでしょう。
ただ、残る資格者(特に店長)が体調を崩した場合、誰が代わりを務めるのでしょうか…?
そこで、いくつか意見したいことがあります。
「素人がごちゃごちゃ言うな」と多方面から批判されるとは思いますが…。
言い訳に聞こえるかもしれませんが、大幅に人員が減っても、仕事量は「一切」変わりません。(コロナ発生以前から、慢性的な人手不足状態ですが…。)
何かしらの仕事とレジを掛け持ちしている事が多いと思います。そうしないと先述した「最低限の業務」すらこなせない状況なのです。
また「店長を含む全従業員」がレジに入ってしまうと、その間は「接客も電話も」できません。
接客を必要とされる場合、レジから戻るまで少しお待ちいただくか、「混雑する時間帯を避ける」ことをご検討ください。(ましてや店内で暴れたりするなんて論外です。)
お電話をされる場合も、上記と同じです。
また、「営業時間は?〇〇の在庫はあるのか?」といった「緊急性の低いお電話」は、出来る限りお控え頂けますと幸いです。
お客様も自粛による影響や情報に振り回されて大変だと思いますが、少しの間だけご協力いただきたいです。
私自身ドラッグストアで働き始めて3年目になりますが、まだまだ素人みたいなもので、何が正解なのか分かりません。
お客様の動向も仕事の進み具合も、実際に様子を見てみないと分かりません。
この様な状況下でも仕事があるのはありがたい事ですが、紙製品の欠品騒動があって以降、心無いクレーム等によって現場に立つ者は疲弊しています。
このままの状態では長期戦に立ち向かえません。
小売店の本部も、人材の確保や在庫の確保に奔走していて、かなり苦労されていると思います。
ただ、小売店を生活に不可欠なライフラインというのであれば、その「ライフラインを支える人たち」を守ることも考えていただきたいのです。
※身元がバレて職場をクビになりたくないので、取材や質問への回答などは控えさせていただきます。あらかじめご了承ください。
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