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この文章を書くにあたってのお礼と感謝ずっと、私の人生のテーマになっている「幸せに生きる」ということ。 大学の卒論のテーマが偶然にも宮澤賢治の銀河鉄道の夜における幸福論になり、そこで「まだこの論文は完結していないね。研究し続けなさい」と言ってくださった恩師の言葉を胸に、そこから長い間そのことと向き合う時間も取れず時が過ぎていきました。 しかしその間ありがたいことに、「教育」という場所で向き合う人の「幸せ」と対峙しながら人生の半分以上を過ごすことができました。 この文章も構想し
「幸せに生きる」とは?Ⅰ.哲学的に「幸せに生きる」とは? 「これってどういこと?」本質的な問いのアプローチが哲学的だとすると、「幸せに生きる」を考えようとしていることはすでに哲学なのだと思います。 私は最初から心理学やコーチングといった理論や方法論から入ったのではなく、哲学を文学や哲学を学ぶ途中で心理学に興味を持った人間です。 そもそも大学の基礎課程で受講した「哲学」の授業で、教授が「これから皆さんは哲学を学ぼうとしていますが、私はあと数年もすると哲学という学問がなく
「幸せに生きる」とは? Ⅱ.心理学的に「幸せに生きる」とは? 私は文学専門を専攻していましたが、そこから選択科目で哲学系や心理学系の学問を学びました。 楽しくなって転科も考えましたが、私の在籍していた大学では哲学を専攻するにはアラビア語を読めるようになることが必須だと言われ、配られたアラビア語の一覧表を見て心が折れました(笑) ※原書に近い表現を読むようにという意図でした。いじわるじゃないです(#^.^#) そもそも心理学の道に進むとはそのころ思ってもいなかったので、今