[ご案内]新たな産学協同研究やプロジェクトを実施するミラノ工科大学デザインスクール
イノベーションがますます叫ばれています。
新しい時代を創る製品やサービス開発を目指す企業の活動も、ますます複雑化する社会の中で、困難を極めているように思います。
そんな中、大学は、産業や企業への貢献をする、ということが大きなミッションになっています。
そこで、今回、VUCAワールドと言われるような複雑化する社会の中で、
産学連携を推進するミラノ工科大学のデザインスクールのPoli-designのご紹介します。
教育:世界でも屈指のデザイン高等教育機関
Poli-designは、ミラノ工科大学のデザイン学部の教育機関であり、研究機関です。大学組織なので基本的には、教育機関として、修士課程のプログラムを提供しています。
Poli−(ギリシャ語の多数の意味)とある通り、様々なデザインの高等教育を実施しています。
少し例を上げるだけでもたくさんあります。
・ビジネスデザイン
・コミュニケーションデザイン
・ファッションデザイン
・デジタル・インタラクションデザイン
・プロダクトデザイン
・サービスデザイン
・ジュエリーデザイン
・戦略的デザイン
学生も、本当に世界中からやってきます。イタリア、アジア、北米、南米、インド、中国、日本など本当にここのキャンパスにいると、ここはどこに国だろう、と思うくらい多様な人々が行き交っています。
クリエイティビティを糧とするデザインでは、多様性は発想の原点。
多様なデザインと、多様な文化や人々が交差する、まさにデザインの都、
ミラノならではの教育環境を提供しています。
産学プロジェクト・協同研究を推進
また、教育機関としての側面だけでなく、企業の方々と大学との産学協同研究やプロジェクトを展開しています。
パートナー企業は、イタリア企業はもちろん、日本や中国、アジアの企業や欧米のグローバル企業など、たくさんの企業や団体とのコラボレーション活動に力を入れています。
一口に産学協同研究やプロジェクトと言っても、様々あります。一例を上げると、こんな感じです。
・社員向けにデザイン思考やデザイン・ドリブン・イノベーションの研修をしたい。
⇛オンラインや実地での研修
・教授陣や研究者、学生との協同プロジェクトをしたい。
⇛授業カリキュラムの中での協同活動
⇛企業の商品・サービス、システム等開発に向けた、デザイン・リサーチ、コンセプト・デザイン開発
・欧州や世界の学生や研究者との活動を通して斬新な発想や刺激を得たい
⇛混合チームによるデザイン・リサーチ、コンセプト開発、デザイン開発
・最先端のデザイン理論を知りたい、試したい。
⇛教授陣や研究者との対話、プロジェクト、研究など
総合大学としての多様な研究者との出会い
そして、イノベーション、製品やサービス開発といっても、一個人の専門的な知識や技能では、新しく時代を創るようなものは、そう簡単には生み出すことはますます難しくなってきています。
そのような複雑化する時代背景を受け、デザイン学では、複雑性に挑むべく、様々な知の融合とコラボレーションを目指しています。
Poli-designでは、デザイン学部の機関ではありますが、ミラノ工科大学の総合大学としての多様な研究者やスペシャリストとの出会いがあります。
実際に、デザイン開発プロジェクトに、化学の教授や研究者を交えて、素材の持つ可能性に焦点を当てたプロジェクトなんかも、これまで実施してきています。
経営学や建築学、理工学系の研究者やスペシャリストとの連携によって、イノベーションを目指す企業や団体との新たな挑戦を一緒に目指しています。
ミラノの街と人の魅力もあふれるコラボ環境
ミラノといえば、世界的なデザインの祭典、ミラノ・サローネがありますね。もともとは、家具の見本市だったのですが、最近では、街全体を上げた規模のデザインイベントとなっています。
毎年4月に行われるのですが、今年はコロナの影響で9月に開催。
アートやデザインで刺激に溢れた街に磨きがかかります。
そんな中、企業もこぞって出展を目指しています。
ミラノ・サローネでの展示会出展を目指す企業やデザイナーとの協業も、珍しくありません。
また、学内のメンバーや施設だけでなく、卒業生(アルムナイ)や、イタリアのデザインファーム、デザインスタジオとの深いネットワークもあり、学外のプロフェッショナルとの協同活動もかなり多いです。
21世紀の新たな産学連携と挑戦を!
ますます複雑化する社会。
企業のイノベーション活動と大学の研究活動は、新たな局面を迎えているように思います。
日本でも、産学推進を求める声が高まっていますし、イタリアや欧州でもその流れは加速しているように思います。
グローバルに事業や新しいビジネス、製品開発やサービス開発を目指す企業や団体の方々との新たな挑戦を、デザイン学部では一緒に推進することを目指しています。
私自身も、デザインをきっかけにイノベーションを目指す取り組みをされている企業の方からお話を頂き、イタリアのチームとのプロジェクトにご一緒させていただくことも増えてきました。
そんなみなさまとお話をしていて感じるのは、イノベーションは簡単ではないし、新しい発想やアプローチ、新しい人との出会いを常に求めている、ということです。
一緒に共同研究やプロジェクトをやりましょう:)
この記事をお読みいただいた方、最後までお読みいただき、ありがとうございます。
欧州やイタリアでのデザインに関する様々な活動に興味があられるかと思います。
教育や研究、プロジェクト活動など、大学とコラボレーションの取り組みもご相談承っておりますので、お気軽にご連絡ください!
Shall we do research and project together in Italy! :)
以下の連絡先です。Please contact easily :)
twitter DM : @ys_h
mail : yasuyuki.hayama あっと polimi.it
Grazie! Ciao!!