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寄付とボランティア

6月28日から7月8日、西日本を豪雨が襲った。

7月19日の朝日新聞デジタルによると、「警視庁の19日午後1時45分時点のまとめでは、西日本豪雨災害に伴う死者は14府県で223人」だという。

私は兵庫県に住んでいるが、身近には大きな被害はなく「ずっと雨が続いているなあ、、、」と窓の外を眺めているうちに、テレビのニュースで大変なことになっていると知った。

家が流された人、エアコンのない体育館での避難生活、寸断された交通網...

今、私にできることはなんだろうか。

考えたときに真っ先に浮かんだのはボランティア活動だ。最初のうちは交通機関への影響からか被害のあった地域に住んでいる人しか参加できなかったが、今では基本的に全国から受け付けている。

https://www.saigaivc.com/平成30年7月豪雨災害/

私も参加したいと思っているが、必要な装備の準備や交通機関の手配など考えると手いっぱいでまだ具体的な日取りは決められていない。

そんなとき、もう1つの手段として思い浮かんだのが一番手軽にできる義援金などの形でおこなわれるお金の寄付だ。

つい先日、大人気YoutuberのHIKAKINさんが寄付動画を投稿し話題になった。

彼自身が実際に寄付をしている動画をアップし、再生回数は7月22日時点で300万回を超えている。仮に視聴したユーザー全員が1人100円寄付したとしたら、3億円の効果があったというわけだ。

手段はどんどん手軽になっているし、Yahoo基金が導入しているTポイントを利用した募金などは画期的だと私も思った。

ーーーだが、寄付という手段を考えた時、こう思う人もいるのではないだろうか。

「このお金は、本当に被災者のために、復興の為に使われているのか?」

一度自分の手を離れたお金は、その後どうやって使われたかがわからない。その分、正しく使われているのかが不安になる。

募金どのような仕組みで成り立っているのか気になり、試みにYahoo基金のサイトを見てみると、Yahoo基金は

「Yahoo! JAPAN基礎運営資金(Yahoo! JAPANが拠出する定額の運営資金)」、「一般寄付(顧客およびYahoo! JAPAN社員からの寄付)」、「Yahoo! JAPAN寄付(Yahoo!JAPANによる一般寄付と同額の寄付)」という3つの財源と、

「非営利団体への資金助成」、「緊急災害支援及び災害被災地の復興」の2つの支出で成り立っているという。

それを今回の例でいえば被災地のために一般寄付を募り、緊急災害支援及び災害被災地の復興として支出している。

有名な団体であるからこそ信頼度も高いが、それでも例えばHIKAKINさんが動画で払っていた100万円は、実際何に使われたのかはわからない。

避難所への食糧かもしれないし、がれきを除去する作業のコストをカバーしたかもしれない。

結局、募金というのは「きっといいことに使われてる」と信じて寄付するしかないのだ。

こんな緊急事態に、恵まれた国に生活する人が募金を悪用しようなんていう魂胆を持つ人は少数派だろう(少なくとも私はそう信じている)
そうやって疑うなんて、性格悪いなぁと自分で思いもしないではないが、やっぱり現地に行きたいと思う。

それは途上国支援の考え方が影響しているのかもしれない。

ODAやらであれほど巨額のお金が投資されているのに、その国の貧しい人の生活は苦しいままということは少なくない。なぜなら一部の政治家が援助された資金の自らのポケットに入れたりするからだ。

お金という支援のカタチは、正しく使われないと無意味だし、そう考えるとボランティアとして現地に行く方が確実に自分の力がどう作用したのがこの目で見れる。

ただし、こうも思う。

今回のボランティアも寄付ありきで動けていると思うし、忙しい社会人や学生はこれが最善の手段だ。

寄付金がどう使われているか、いくらどこに使ったか。

もし募金を募った団体がそれを明確にして、もっとわかりやすく伝えられるなら、このような大きな災害はもちろん、そのほかの支援事業にも寄付が活発に行われるようになるのではないだろうか。そうすればもっと効果をあげられるかもしれない。

Yahoo基金では、7月22日現在約55万人の方々の寄付で468,419,772円が集まっている。

私もボランティアに行けるように準備を進めなければ。

最後に、

今回、被災された方々のご冥福をお祈りいたします。

また、家族を失ったり、避難所生活を余儀なくされている方々が一刻も早くもとの生活を取り戻すことができますように。




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