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【基礎編】コンビニ業界に隠された「マーケティング戦略」について徹底分析🔍

はじめに

お初にお目にかかります!YRK&入社1年目の「おしゅん」です!
この度、自分の考えや言葉をこの世界に発信してみたいという思いから、
noteを執筆することにいたしました。

今回はじめてnoteを執筆するということで、緊張半分わくわく半分ですが、
ぜひ温かい目で見ていただけると幸いです(笑)

この記事は、「マーケティングに少し興味がある方」「何となくマーケティングを学んでいる方」に特に読んでいただきたいです。
(私が執筆する背景として、マーケティングの面白さをもっと多くの人に
知ってほしいという熱い思いがあります・・!)

「マーケティング」の魅力を伝えるため、
今回は誰もが利用する『コンビニ』をテーマに、
大手3社と1つのローカル型コンビニに隠された基礎的なマーケティング戦略を分析してみました。
ぜひご一読ください!

 ※このコラムは7分で読めます🐤


①その店舗数、日本一!「セブン-イレブン」

セブン-イレブンは、国内で圧倒的No.1店舗数を誇るコンビニです。
中でも、プライベートブランドである「セブンプレミアム ゴールド」は、
一流の料理人/専門家と監修された商品ラインナップが展開されており、
家庭でも本格的な味を楽しめると、非常に好評です。
(金のマルゲリータが美味しすぎます。。)

セブン-イレブンの店舗数の多さの要因は、ドミナント戦略に
あった!

全国各地、どこにでもあるセブンイレブンは、特に「ドミナント戦略」
使われています。

ドミナント戦略
特定の地域に集中して店舗を出店し、
その地域での競争優位性を確保する戦略

この戦略のメリットは、各地域に合わせた店舗運営が可能になることです。

実際に、人気商品の一つである「おでん」は、地域によってつゆの種類を
変えているようです。
(東北・信越は焼き干し、関西・北陸は昆布/鶏/牛のだしを使用しています!)
また、多くの人が何気なく手に取る「おにぎり」も、使用されている海苔を地域ごとの味の好みに合わせて、「焼き海苔」と「味付け海苔」に分けて
いるようです。

セブンイレブン商品が、地域性に合わせた味の変化があることを知ると、
ちょっとした旅先でもセブンイレブンに寄りたくなりますね。
(でも、旅先のご当地のものも食べたいですけどね!)

②狙ったターゲットは逃さない!「ローソン」

ローソンは、ターゲット層に合わせた商品展開が大変魅力的なコンビニ
です!
今年6月、ローソン創業祭に合わせて開催された『盛りすぎチャレンジ』
では、おにぎりやサンドイッチ、ロールケーキなどの商品の価格はそのままで、量を47%増量するという大胆な施策が話題を呼び、世間で大きな人気を集めました!

ローソンは、ターゲットごとに店舗づくりを行っている?!

そんなローソンには、特に「ターゲティング戦略」が使われています。

ターゲティング戦略
複数の市場から、特定のグループ(ターゲット)を選択し、それに合わせた商品/サービスを提供することで、効率よく売上を伸ばす戦略

この戦略の具体例として、ローソンは「ナチュラルローソン」「ローソン
ストア100」など、様々な店舗形態の運営を行い、各店舗ごとに明確な
ターゲット層があることが挙げられます。

1、ローソン(通常店舗)
 ➤ターゲット層:子ども~シニアまでの幅広い年齢層
 ➤商品:弁当、サンドウィッチ、ドリンクなど

2、ナチュラルローソン
 ➤ターゲット層:健康志向の高い20~50代女性、健康への関心度が高い
  サラリーマン男性
 ➤商品:オーガニック食品、カロリー/糖質が控えめな商品など

3、ローソンストア100
 ➤ターゲット層:1人暮らしの学生/サラリーマン、シニアの方など
 ➤商品:110円均一のお惣菜、低価格帯の弁当
(248円のおかずが一品だけの”だけ弁当”がある)など

ローソンストア100については、ATM・トイレ・コピー機などの、
生活インフラサービス設備をあえて設置しないことで、
とにかく低価格で商品販売を行うことが出来ているそうです!
(利便性をあえて排除することが、低価格商品の提供につながっているとは
驚きです!)

②超ハイテクコンビニ!「ファミリーマート」

ファミリーマートは、デジタルサービスを駆使した便利なコンビニです!
今年9月、同社の5つのキーワードである「もっと美味しく」「『あなた』のうれしい」の一環に合わせて開催された、『背徳のコンビニ飯』では、
背脂・にんにく・チーズなどの罪悪感のある食べ物をふんだんに使用した、「背徳飯(全8種)」を販売する施策が、食べ盛りの若者を中心に話題を
呼んでいます!

ファミリーマートは、業界内で最もハイテクなコンビニだった!

そんなファミリーマートには、特に「リテールメディア戦略」が使われて
います。

リテールメディア戦略
顧客接点をメディア化し、小売業が広告収益の獲得や
顧客体験の向上を行う戦略

この戦略の具体例として、ファミリーマートはFamilyMartVisionといった
デジタルサイネージを採用していることが挙げられます。

FamilyMartVisionは、店舗内に大型ディスプレイを配置し、商品/サービスの広告、その他ニュースなどを映像コンテンツとしてお客様に提供する
デジタルサイネージです。既に全国10,000店舗に導入されています。
(2024年3月現在)

実際に、ファミチキとコカ・コーラのセット販売プロモーション企画では、
FamilyMartVisionで、コーラの炭酸が弾ける映像を店内放送するのと併せ、ファミペイ(ファミリーマートの公式アプリ)でデジタル広告を配信する
施策が行われました。
その結果、キャンペーン中はファミチキとコーラの併買率が、施策前の
6~7倍高くなったそうです!

ただやみくもに広告を配信するのではなく、清涼感のあるコーラと
肉汁たっぷりのファミチキの高いマッチ度のイメージが、お客さんに
うまく伝わった例といえますね。

※デジタルサイネージ=電子ディスプレイを使用して広告や情報を表示するシステムのこと。

④北海道で負け知らず!「セイコーマート」

セイコーマートは、地域密着型で地元の味を大切にしたコンビニです。
北海道においては、全国で唯一大手3チェーンを抑えてトップの店舗数を
誇り、またセコマ1号店(はぎなか店)は日本最古のコンビニといわれて
います!

セコマは、道民から最も愛されているコンビニ?!

そんな、北海道ローカルのコンビニであるセイコーマートは、特に
「地域密着型戦略」が使われています。

地域密着型戦略
特定の地域やそのコミュニティに深くかかわり、その地域のニーズや特性に合わせた商品展開やサービスを行う戦略

ここでは、セイコーマートの①サービス ②商品に着目して具体例をご説明しますね!

①サービス

セイコーマートは、都市部だけではなく、郊外で人口が少ない地域にも
積極的に出店しています。郊外地域の店舗周辺は、その近くに飲食店がないことも多いです。そこで、店内にあるイートインスペースが、地元住民の
交流の場として使用されています。(セイコーマートは食品や生活用品だけではなく、北海道の方々の多くに、”憩いの時間”という名のサービスを提供しているんですね。。)

②商品

セイコーマートは、「北海道の食材」をふんだんに使用した、地域商品を
多く販売しています。
(例えば、北海道産の玉子焼きや、道産 昆布だしうどんなど。)

地域住民はもちろんのこと、観光客の多くも簡単に新鮮で味わい深い食品を食べられることが、利用者の満足度を大きく向上させている一つの要因で
あるとも考えられますね。

北海道に訪れた際には、ぜひ訪れてみてはいかかでしょうか・・!
(関東にも数店舗あるようなので、お近くの方はぜひ!)

最後に

今回、各コンビニのマーケティング戦略の一端をご紹介させていただきました。

コンビニのマーケティング戦略は千差万別ですが、共通しているのは
「人々の生活を豊かにしたい」という思いがあることだと私は思います。
この”思い”こそが、コンビニの戦略を生む上で欠かせない要素なのかも
しれませんね。

何かのサービスを体験したり利用したりする際には、どんな思いで作られているのか、どんな戦略が使われているのかという視点を持つことで、
新たな発見につながり、ひいては人生が豊かになると思います。
(コンビニの大根をおかずに、白ご飯を食べることも豊かな人生になる秘訣です。絶対です。)

本記事をお読みいただき、あなたが少しでもマーケティングの世界に興味を持っていただけたなら、これ以上の喜びはありません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
次回の投稿もお楽しみに!!


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