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英語に関するQ&A(17)共通テスト英語のリーディング、時間足りましたか?

2000年代前半から現在まで15年以上、小学生から年配の方々まで色々な世代、また、インターナショナルスクールに通う子供を持つ主婦、弁護士さん。外資の営業ウーマンなど、色々な職業の方々に英語を教えたり、留学カウンセリングをしたりしながら英語を学ぶ生徒さんや留学希望者の方から、限りなく沢山の英語に関する質問を受けてきました。その中でインターネット上の質問と重なる質問も時々見受けられます。そんな質問に答えていきます。


Q:共通テスト英語のリーディング、時間足りましたか?


*上記の質問に対して多くの回答がされていたようです。解答時間80分に対して、大問数は6つ、いずれも長文読解のような問題で問題数は47問です。センター試験より問題数は数問減りましたが、あの長文の情報量だと、かなりタイトな時間管理が必要だったのかもしれません。


A:ここでは共通テストに限らず、長文の問題を少しでも早く理解する方法を取り上げていこうと思います。


1,話の流れを左右するワード、フレーズに注意し、話の流れを意識しましょう。


however, although, though,while,等の接続詞やunfortunately、unlikely等の副詞が出てきたら、それまで述べてきたこととは反対の内容が展開されるはずです。
(whileは≒whenと同じような使われることもあるので注意が必要です。)
一方で、for example,やin fact、moreover、furthermoreなどのフレーズは、それまでの内容を肯定するような具体例、発展例などが続くはずです。
以上のようなワード、フレーズは話の流れを左右するものとして常に意識しておきましょう。


2,長文の中にアスタリスクマーク(*)や注意書きがあるような場合は、かなりの確率で出題に絡んできます。


先にその部分に目を通しておいてもいいかもしれません。
センター試験の過去問、TOEICの問題集等などでも必ずと言っていいほど問題に関わってきています。


3,文章内に出てくる代名詞が何を指すものであるかをしっかり把握しましょう。


長文に限ったことではないのですが、英語は、日本語よりも前に出た言葉をもう一度使うことを避ける言語です。 つまり、日本語よりも代名詞が多く使用されます。
例えば、ある小説の中に出てくる登場人物の”Steve"さんは、その後また主語として登場する場合、”He”として表現されることが多くなるでしょう。人物ならわかりやすいかもしれませんが、人物以外の”it”や”that”、”these”やThose” They”等の代名詞が、何を指しているかをしっかり判断することも大切です。長文の中で代名詞が出てきた場合、代名詞が何を指しているのかあいまいだと、どうしても文章を読み返すという時間のロスが発生してしまいます。


まずは上記の3つを心がけるとリーディングの節約になると思います。

少し話はそれますが、英字新聞を読んでいると、同じ人物でも色々な表現をします。
例えば、あるアメリカの新聞では、スケート選手の羽生結弦選手は、もちろん最も多く”Hanyu”と書かれていましたが、彼のことを”The Olympic figureskating champion”と表現したり”The Japanese phenomenon”と表現したりしていました。
英検の長文対策に関する記事はVol.26で触れていますので参考にしてみてください。




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