まずはリスニングが大切
まず、
英語(コミュニケーション)力を大きく6つに分けさせて下さい。
①Grammar(文法)
②Listening(聴く能力)
③Reading(読む能力)
④Speaking(話す能力)
⑤Vocabulary(語彙力)
⑥Writing(書く能力)
― まずはリスニングが大切 ―
第1回目ですが②Listening=リスニングに焦点を当てます。
ほとんど多くの方が最初にぶつかる大きなハードルです。
「英語で話しかけられたけど何を言っているのかわからなかった。
」 数え切れないほど多くの人からこの言葉を聞きました。
私もありました。
。
英語圏に住んだり親戚や近所にネイティブがいたりして、よくコミュニケーションをとっていたという経験がある方以外は、多くの方が最初にリスニングでつまづきます。
ネイティブの英語を聞く機会が少ないから当然ですが、、
そのリスニング能力を上げるための私のアドバイスは、、、
聞こえない音は聴くのをあきらめましょう。
<リスニング能力が特に大事>と言っているのに矛盾しているように思えますが、最後まで読んでみて下さい。
一つの例文を挙げます。
There’s a computer on the table.
多くの方は、上の文章を見た時、英語が苦手な人でもこの文章の意味は理解できると思います。
ただ、この文章を見るのではなく、ネイティブが発言するのを聞いた時、正確に全部の単語を聞き取ることができる方はかなり少なくなります。
なぜならネイティブにとって「there’s a」や「on the」は、会話の際、頻繁に出てくるので、あまりはっきり発音していないはずだからです。
ネイティブではない私たちにとって、その部分が聞き取りにくいのは仕方がありません。
ただし、「computer」と「table」が聞き取れる人は、何も聞き取れなかったという人に比べ、かなり多いはずです。
話し手にとっておそらく一番重要なのは、この文章の中では「computer」であり、次は「table」です。
従って、話し手はおそらくそれらの単語を比較的はっきりと発音しています。
いずれにしても、まずは(短い)一つの文章の中で聴き取れた単語が1つあればまずまずです。
2つあれば上出来です。
まずは聴き取れた単語があった事実に自信を持って下さい。
2単語以上聴き取れたなら、その2つの単語を並べることで、なにかしら文章が想像できるかも知れません。
たとえ想像した文章が間違っていても、今の時点では問題ありません。
自分は「ほとんど聞こえなかった。
」と否定的に考えず、「いくつか聴き取れた単語があったな。
」とポジティブに捉えましょう。
少し長くなりましたが、、
最後にもう一度確認です。
リスニング力アップ、というより英語コミュニケーション能力アップのまず第1歩は、、
文章の中で2単語以上聞こえたなら、「聴けた」という達成感をまず自分自身で確認することです。
この達成感が次の意欲につながるはずです。
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また、「話し上手より聞き上手の英語」にご興味がある方もお気軽にご連絡いただけますと幸いです。
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