もう打った?HPVワクチン💉≪前編≫
今日も開いていただきありがとうございます♪
夜空の保健室へようこそ🌙
今回はHPVワクチンについて💉
いろいろと副反応で話題になったHPVワクチン
現時点では副反応とワクチンの因果関係はないと証明されていますが、
副反応の懸念から接種を見送った方も多いと思います。
HPVワクチンは子宮頸がんの約80~90%を予防できるといわれています。
日本では、毎日約10人の女性が子宮頸がんで命を落としています。
大切な人を失わないためにも、男性、女性、小6以上の女の子、お子さんがいらっしゃるお父さん、お母さん…
つまり、全人類に読んで欲しい1ページです。
子宮頸(けい)がんってなに?
子宮頸がんとは、子宮頸部という場所にできるがんのこと。
原因のほとんどは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染によるものだということがわかっています。
HPVは、男性から女性、女性から男性、同性同士でも性的接触があれば感染する可能性があります。
そして、とてもありふれたウイルスなので、性的接触経験のある女性のほとんどが一生のうちに1度は感染する可能性があると言われています。
どうして子宮頸がんになるの?
実は、HPVに感染してもほとんどの人は自身の免疫力でウイルスを自然に排除します。しかし、排除できずにHPV感染が長期間続いてしまう人もいて、それが時間を経て子宮頸がんに進行してしまいます。
どうして死亡率が高いの?
子宮頸がんには、初期症状がほとんどありません。
そのため、気づかないうちに進行してしまいます。
また、気づいたときには治療が困難な状態なことが多いので、
ワクチンでの予防と毎年の検査による早期発見が推奨されています。
ワクチンは誰でも受けられるの?
HPVワクチンは男性でも女性でも接種可能です。
ですが、公費(無料)で受けられるのは
【小学校6年生~高校1年生】年齢の女性のみです。
そのため、男性や対象年齢以上の女性がワクチン接種をする場合は、全額自己負担となってしまいます。
※男性と対象年齢以上の女性のワクチン接種については、後編でご紹介します。
【公費接種】小6~高1女子対象
HPVワクチンは、セクシュアルデビュー前、つまり性行為を経験する前の時期に打つと1番効果があります。そのため、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。
キャッチアップ接種(2025年3月まで)
副反応の問題で、国がワクチン接種を推奨しなかった時期があるため、その時期に打てなかった人が打てるようにと現在【キャッチアップ接種】を行っています。
【1997年4月2日~2008年4月1日】生まれの女性で、過去にHPVワクチンを合計3回受けていない人が接種することができます。
ワクチン+検査で子宮頸がんを予防しよう!!
20歳を過ぎると年に1度(もしくは2年に1度)、子宮頸がん検診のお知らせとクーポン券がお住まいの自治体から届くようになります。
「ワクチンを打ったから安心♪」と思っている方も多いですが、
念のために、できれば毎年検査をして早期発見に努めていきましょう。
20代~30代に多いがんです。
「自分は大丈夫」「めんどくさい」「検査は恥ずかしい」と思う気持ちはわかります。
ですが、命にかかわることです。
皆さま自身や、大切な方々のためにも、ぜひ毎年の定期検査を受けてください。
ここまでお読みくださりありがとうございました。
次回は、
■男性も打ったほうがいいの?
■17歳以上の女性にも効果あるの?
についてご紹介します。
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ではまた来週、更新いたします。
またね(^^)/★