沈む
寒い日に悴んだ手をあっためたような、その一口目にやわらかく安心するような、そんな感想を求めて缶のミルクティーを買っては、もうこれでは手に入らないのだな、と思って。 じゃあ何ならいいのかって、それは喪失感と一緒にパウチになってる。 いつかまた、出会う日が来るのか、わたしは知らない。