人材育成は相手によってやり方を変える
新人や後輩の教育に関してのお悩みをきくことも度々あります。
私自身も今まで各メーカーで人材育成をしてきましたし、現在は靴メーカーにて販売員講習を行っています。
今回は販売の技術面ではなく、人材育成をするにあたって教える側の考え方やうまくいった方法をお伝えします。
まず、タイトルにもあるように【相手によってやり方を変える】という点です。
私の両親世代の方々からはなんでこっちが合わせないといけないんだ!という御意見も出そうですが、これは時代関係なく後にお互いに効率よく気持ちよくお仕事をする為に行うことです。
1つ目のポイントは
【100回、200回やって出来るならそれでいい】
例えば
1人は1回見てすぐにできる人と5回やってもうまく出来ない人がいます。
5回やっても上手く出来ない人はやる気がないわけではない。
あなたはどうしますか?
私の考えとしては100回やって出来ればそれでいいやん!です。
比べてしまう方は多いかと思いますが、他人が比べなくても本人が一番わかってるんです。そこに追い打ちをかけるように、どうして君は出来ないんだ!あの子はすぐに出来たのに!と言ってしまうと追い詰めてしまいストレスによって余計に上手く出来なくなってしまいます。
そうすると100回で出来ところが200回になっちゃうんです。
本人が頑張りたいなら、出来る限り付き合います。
そういう人はこちら側の動きを良く見ているので、言わずもがなサポートをしあえる関係性になれる確率は高いです。
相手に危機感ではなく安心感を与え成長しやすい状況にしてみると良いかもしれません。
私は素直に
「最初からできる人はいないから大丈夫。100回やって100回目で出来たらそれで十分やし、頑張る力がつくからその間も無駄ではないよ」
と伝えるようにしています。
2つめのポイントは
【相手の特性を見る】
教育に関して人はおおまかに2つに分類できると思います。
①感覚で学んで習得をするタイプ
②理論的に理解をしてから習得するタイプ
ここで①が②を教育したり、②が①を教育するのが難しく壁にぶつかる方々非常に多いです。
私は完全に①感覚で習得するタイプです。
過去に店長と教育をしていた頃、メンバーのうち1人だけが②論理的にr理解をして習得するタイプでした。
私もまだ未熟で、どうしてもこの子にだけ上手く伝わらないんだろう。なんで出来ないんだろう。と悩みましたし、きっと相手からしてもよくわからない状態だったと思います。
その時に一度相手の特性をちゃんと見てみるときっちり細かく、こういう理由でこのようにすれば結果的にこうなるからこうやればやりやすいよね?と1つ1つ話をし、他のスタッフへの教育と彼への教育に違いをつけました。
同じ内容を伝えてはいるけど、言い方を変えるようにしていました。
そうすると、急に全てがうまくいくようになり彼は急激に成長し副店長を務めてくれ自分の考えや思いをちゃんと話してくれるようになりました。
3つ目のポイントは
【くだらない話をする】
これすっごく大切です。
仕事は仕事と割り切るのは悪いことではないし、私もそうです。
仕事とプライベートは別もの!と考えます。
なので、ここで必要となってくるのはほんの少しだけプライベートの話を混ぜることです。
開けっぴろげに話す必要は全くありません。
ただ、こちら側からこの前こんなことがあってね!とくだらない話をすることによって程よく壁を崩すのが目的です。
壁をなくすわけではなく、少し崩すんです。
完全に壁を無くしてしまうとなぁなぁになってしまい、お仕事とプライベートのメリハリも無くなっちゃうので崩すのが良いと思います。
話す内容はなんでも良いんです。
こんなのが流行ってるって聞いたけどそうなの?とかどこそこにあるハンバーグ屋さんがすごく美味しかったから近くに行くことあったら是非とか。
ただし美味しかったんだけどお肉好き?とか言うと誘われるかもしれない!と意図していない勘違いをする可能性もあるので、お気をつけください。(Xでそう言う投稿よく見る)
以上、私が思う人材育成でした。
次回
ありがとうはたくさん使う