わたし流、AIに勝てるテープ起こし術
コロナ禍で新しい仕事を初めてみたい方向けに、
しばらく100円で販売させていただきます。
なお、こちらは私自身のノウハウ記事であり、
ハウツー(いちからテープ起こしを教えるもの)ではありません。
「パソコンさえあれば誰でも始められる」という手軽さの反面、実際始めてみると「苦労して時間をかけた割に収入になりにくい」そして「ネット上で仕事を探すとのは難しい」。文字起こし(テープ起こし・書き起こしとも言う)に手をつけてみたものの、これが当てはまる方が多いのではないでしょうか。
でも専門業者として受注できるようになれば、その限りではありません。「大事な情報だから信頼できる人に依頼したい」「速さと正確さを両立してほしい」「用途に合わせた作業をしてくれたら、なおいい」
個人事業主として書き起こしを受けるようになり5年以上になるのですが、安くない価格で定期的にお仕事をくださるクライアントさんは結構いて、その背景に、上記のような気持ちがあるように感じています。
具体的に私の受注レートを明かしてしまうと1分あたり200円(急ぎは300円)です。1日あたり60~90分は作業できるので1日あたり1万円〜2万円になります。以前はもっと低いレートで受けていたのですが、もの書き業に本腰を入れるようになったのでレートが高いもののみお受けすることにしました。結果としてもの書きとの相性がすごく良く、相互にいい影響をし合い、収入が安定しています。
わたしのこの仕事に興味を持つ友人が何人かいて、私のやりかたを言語化してみたら結構コツを自己流で持っていました。そしてその多くは、AIの自動文字起こしにはできない、人間の脳を使ってのことなんだなと改めて思いました。実際にAIに音声をアップロードしていくつか試したこともありますが、修正にかける時間をかけると結局イチから自分で起こしていったほうがスピードが早いという結論にも至っています。逆に言うと、本気でやらない人はAIに負けてしまう段階にあると思います。本気でやりたい人へのヒントとしてこんな内容で公開します。
0. この仕事はとても楽しい(いきなり主観から)
1. もう少し具体的な私のレートとペース配分
2. 普段の作業のしかた(Word書式・起こし方・仕上げ方などのコツ)
3. ハード・ソフト環境やアプリ、道具類(速さ・体の負担減などのコツ)
4. 信頼が大事すぎる
5. 仕事先の探し方案
6. (さいごに)読んでくれた方を応援したいので
そもそも自己紹介が遅れましたが、ちなみに私はこんな者です。
元テレビディレクターゆえにADの頃から長年「書き起こし」をしてきて、ハイパースピード書き起こしを身につけました。出産とともに文字媒体のライターに移りつつ、いくつかの番組制作会社から「書き起こし」を発注いただいています。編集前の映像素材を書き起こしをすることで、ディレクターや編集マンがそれを見ながら編集を進めるといった用途になります。なのでノウハウもそちら寄りであることはご了承ください。
発注主に「支払う価値のある作業者だ」と思ってもらうためのヒントに。有料で読んでいただいた方でご希望の方に、ささやかなお礼として私がいつも使っているワードの書式をお送りします。
0. この仕事はとても楽しい
いきなりノウハウではない話から。やはりこの仕事は、この作業が好きな人がやった方がいいと考えます。私の場合はこんなことにワクワクしながら毎回やっています。
・知識に触れるのが好きだけど本はそんなに読まない無精者なのでお金をいただきながらもたくさんの情報に触れられる
・絶賛育児中で、一見関係のないテーマに育児のヒントが眠っていてハッとすることが多い
・テレビ番組の素材を扱うことが多く、ジャンルにおけるトップランナーのインタビューから最先端の情報を浴びられる
・普段放送にのらないタレントさんの素顔を知ってお人柄の虜になることがある
・暮らしに役立つ
and more
またライターとしても、かなり糧になります。
・質問者の多様さを直接学べるので、自分のインタビューの参考にできる
・話者によって色んな言葉の組み立て方があると知れる
・知らない語彙にたくさん出会える
・テーマが宇宙から歴史までかなり幅広いので、自分がインタビュアーになったときに相手と対話するための引き出しがかなり増える
and more
ただ単に打つのが楽しい、ってことでもいいと思います。消去法でこの仕事を選ぶのではなく、楽しめる要素があったらぜひ踏み込んでみましょう。
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