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「猫も杓子もショートカットキー」にモノ申す
こんにちは。研修講師のりんがくしゃです。
最近はおもにWordやExcelの研修をしています。
強めのタイトルをつけたので、ちょっとビビりながら。
研修会の事前アンケートで、「ショートカットキーをたくさん覚えたい」という声が目立ちます。「一覧表をください」とか、「いくつ覚えていたらいいですか?」とおっしゃることも。
ショートカットキーとは、言わずと知れた操作を近道できるキー操作のことです。
それについての私の意見は、覚えなくていいので、使えそうなものから一つずつ使って身につけましょうということです。
雑誌でもYouTubeでも
「効率を上げるにはマウスなんか持ってちゃだめだよ」とか、「できる人はショートカットキーを使いこなす」みたいに言われているので、焦る気持ちは理解できます。
確かに、くりかえし頻繁におこなう操作はキー一つでできると手数を減らせてラクです。そのほうがスムーズでミスも減らせます。
けれど、うろ覚えのキー操作をして、一瞬で何か起こったか、または起こっていないのかわからないこともあります。気づかずに行が削除されたなどの重大なミスを犯してしまわないとも限りません。
正確にデータを扱うことがなにより大事。
その上で、何度も同じことをするこの操作、便利な方法がないかなと考える。
たとえば保存するとき、[ファイル]タブ→[保存]→[参照]と何度もクリックするよりも、ファンクションキーの「F12」ひとつで保存画面を呼び出すことを覚えてみる。
そうすると、WordでもExcelでも、PowerPointでも、そしてAccessでも使えるので、ずいぶんストレスが減ります。
手数を減らすショートカットキー、覚えないとダメなのではなく、
これ一つであんな時もこんな時も使える。
そして頻繁に使うから手が勝手に覚えちゃう。
それが無理なく身に付けられる方法かと思います。
そして実は、ショートカットキーも及ばないマウス操作の便利技もあります。
ネットがつながっていると多くのことを教えてくれるありがたい世の中だけど、「超時短」とか「爆速」などの言葉で、なんだか追い立てられてしまいますね。これは私自身もつい巻き込まれがちになるので、自戒の念も込めて。
画像は在りし日の虎丸さん。そういえばキーボードの上を歩き回り、ショートカットキーばんばん使ってました(-_-;)