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久しぶりに「パパ」と呼ばれる声を確かに聞いた。

久しぶりに娘の夢を見た。

コンビニのイートインの様な場所で、アイスクリームを自分たちで好きな様に盛り付ける事ができる。それを娘と2人で楽しもうという夢だった。

なぜか相席となり、先客として前にいた客たちは、理想的なアイスクリームの盛り付けに成功していた。

娘はそれを見て、早く自分たちもアイスを盛り付けようと、どこか焦った様な表情になった。
その表情に私もどこか焦ったような気持ちになり、娘から目を離してはいけないと思いながら、アイスマシーンへと歩いた。

アイスマシーンは操作方法がよく分からず、何度やっても、液体状に溶けたアイスしか出てこなかった。

娘の方を見ると、娘は何とかそれらしく、アイスを盛り付ける事が出来たようだった。
別に自分の分のアイスは良いかと思い、娘と共に席に戻った。

相席の相手はもういなくなっていた。

娘から目を離してはいけない。
その事をずっと考えていたはずなのに、娘が居なくなっていた。

必死で辺りを探したが、いない。

気が付いたら、道路を走って娘を探していた。

まさかまさかと思いながら、娘の携帯に電話をすると娘は出た。
どうしたんだ、どこへ行ったんだとパニックになりながら聞くと、相席した客の一人が犯罪者だよと、娘が不安そうに電話口で話す場面で、夢から目覚めた。

久しぶりに「パパ」と呼ばれる声を確かに聞いた。

どうしても娘に会いたいと思った。

飼い犬も私の足元で寝ていた。


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