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木曜日の朝に、、、。
「あぐぅ・・・。おぎるかぁ・・・。。。」
ばきばきの腰を抑えながら、心の中でヨッコラセを3回唱えた後、上半身だけむくりと起きあがる。なぜか足元で寝ている次女2歳を踏んづけないようにベッドからゆっくりと降りた。
「あぁう、いでででで・・・。」
ここのところ、毎日少しずつ首を寝違えている。昨日は左に曲がらなかったが、今日は右が曲がらない。昨日痛めた箇所は、すっかり治っていて左はスムーズだ。しかし、今朝は右がぎこちない。今日の私は、右後方から攻撃にあうとひとたまりもないだろう。今日一日、右後方からの何かしらに気をつけよう。
時計を確認する。時刻は、7時20分。
「あ、これやったな」
いつもより20分遅い起床である。ミスった。ここから巻きで動かないといけない。巻きで動くの嫌だなぁ。けど、巻きで動かないと遅刻するなぁ。めんどくさいなぁ。ひとまず、足元に転がっている次女2歳を起こさねえとなぁ。
なんてことを思っていると、あっという間に10分が過ぎて時刻は、とっとと7時半になった。流石に観念して次女を起こす。むにゃむにゃ言うだけで起きない次女。仕方ねえなぁ、とカーテンをシャッと開けて、窓も全開にした。外はどんよりとした曇り空で寒そうったらありゃしない。窓を開けた途端、部屋の温もりは一瞬でなくなり、一気に冬が支配した。お陰様で次女起床。
次女「お姉ちゃんは〜?」
次女は、目を閉じながら起き上がり、目を閉じながら扉の方へ歩き出し、目を閉じながら姉ちゃんを探していた。可愛いけど、めんどくさいのでとっとと抱きかかえて、2階のリビングに降りる。
2階に降りると長女5歳がジャムパンを食いながら、テレビでおさるのジョージを見てた。とても褒められた食べ方ではないが、うるさいママが仕事に出かけてから、うるさいパパが起きてくるまでの彼女にとってのゴールデンタイム。ゆえに、ここでは一切文句は言わないようにしている。
「おはよー」
長女、本日の髪型は、2本の三つ編みスタイル。天空の城ラピュタのドーラと一緒だ。この様子をみると早起きに成功したようだ。パンもきちんと食べてるし、調子がよさそう。
ソファに一旦次女を置く。私は、台所で口をゆすぎ、簡単なうがいをしてから、トマトジュースにすりごまとオリーブオイルを入れたやつを作って飲む。この習慣を取り入れてから、風邪をあまりひかなくなったような気がしているので続けている。トマトジュースは、なんだかんだで小さい頃から体にいいとされてるので、それなりに信ぴょう性の高い健康法なんだろうとこの歳になって気づいた。けどま、今現在36歳。長い目線で考えたとき、ここで気づいたのは、決して遅くないだろうとも捉えている。
飲み終えるとすぐにコップを水でゆすいでシンクに一旦置いとく。この一手があるかないかで後片付けをするとき、台所が食器でてんやわんやになるストレスを減らす効果があるとかないとか。
動こう。次女2歳のお着替えをして、ご飯を作ろう。長女の朝ごはんスピードも明らかに遅い。さて、そろそろテレビを消そうかしら。
・こぼれ話
藤本柊さんの「木曜日の朝に。」パクりました。
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