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Photo by
kakukakubooks
書店にて隙間を2回奪われた
書店にて。いいなぁ欲しいなぁどれにしようかなぁと新書コーナーの本棚を眺めていたら、目の前を書店員さんが通って行った。本棚と私の間には目測70cmほどだった。びっくりしたが、私はリュックを背負ってるし、後ろが通りにくかったんだろうなと思った。特段気にすることもなく、再びいいなぁ欲しいなぁどれにしようかなぁと新書コーナーの本棚を眺めていた。すると所定の作業を終えた書店員さんがまたしても私の目の前を通って、レジに戻って行った。本棚と私の間には目測50cmほどだった。本棚と私の間が先ほどよりも20cmほど狭くなっていたのにも関わらず、書店員さんは、行きも帰りも私の目の前を通って行った。けどまぁ、私はやっぱりリュックを背負ってるし、20cmほど本棚との距離を詰めたところで、とどのつまり後ろが通りにくかったんだろうなと思った。行きより帰りの方が少し気になったが、私は、再びいいなぁ欲しいなぁどれにしようかなぁと新書コーナーの本棚を眺めていた。
・・・。
けど何かやっぱり気になって、新書コーナーから別の本棚に移動した。
・こぼれ話
ものの10分ほどの時間で行きも帰りも同じ人に目の前を通られたのは、今までの人生でも稀有な瞬間だったような気がするので、思わずメモを取った次第であります。この話にオチもなければ、善悪もありません。行きも帰りも本棚と私の間を全く知らない書店員さんがサッと通り過ぎただけの話でございます。ただし、厳密にいえば、書店員さんが私の前を通り過ぎる以前の私と通り過ぎた後の私では、同じ新書コーナーを眺めるにせよ、何か感覚が違う気がするのです。本棚と私だけにしかない大切な隙間を見ず知らずの書店員さんに奪われてしまい、なんとなく恥ずかしくなって、別の本棚に移動したのですから。
てか、私が邪魔だっただけっていう話
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