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【オススメ書籍】モンテッソーリ教育を受けた子どもたち 幼児の経験と脳

Twitterで紹介されており、気になったので購入。


様々な教育方法があるが、対象の方の人生に教育手法がどう影響を及ぼしているのか、また脳のどこに影響がありそうなのかを語っている書籍は珍しく、面白い内容でした。

そもそも、モンテッソーリ教育とは、

ベネッセの教育情報サイトでは、以下のように定義されています。
モンテッソーリ教育は、「子どもには自分で自分を教育する、育てる力がある」という「自己教育力」の考えを根底に考えられた教育法です。

https://benesse.jp/kosodate/201705/20170530-1.html


■この本を読むと良い人

・モンテッソーリ教育について興味があるが、効果範囲が知りたい方。
・具体的にどんな効用があるのか気になる方。

■この本で学べること

 ・モンテッソーリ教育により、脳のどこに影響を与えるのか
 ・モンテッソーリ教育効果(その後の人生にどんな影響を与えるか?)

■メモ

①前頭葉の発達を促進しているのではないか

モンテッソーリ教育の特徴は、以下。

・自分の自由意志で始める
・始めたことを何度も繰り返す
・繰り返しながら集中する
・活動を自分で終え、満足した笑顔、安定した態度、素直さなどを表す。

上記を繰り返すことで、自身で何かを決め、計画的に行動を繰り返しながら、自分のリズムで達成(報酬)まで行うというのが養えるという。

このプロセスを行うのは、いわゆる前頭葉が担う部分であり、この機能が鍛えられるという。
上記により、学業やスポーツ、私生活においても、上記の思考ステップが無意識的に高いレベルで行うことができるという。

②提示という行為の重要性

モンテッソーリのプロセスは以下。

 ・教えたい行動を1つ取り出す。
 ・1連の動作を分析して、1つの動きを取り出す
 ・1つ1つの動きを正確にはっきり示す。
 ・ゆっくり、順序立てて、意識してやってみせる
 ・その際、行動を伴わない。

その中で、やり方をまず”して見せるプロセス(提示)”がある。そのプロセスにおいて、ミラーニューロンが発生し、動作を観察し、模倣する技術が身に付く。

これにより、何か他の人を振る舞いを注意深く観察・模倣し、身につける
が比較的容易にできるようになるという。

前頭前野のワーキングメモリにて、
目的のあることについて提示により、情報を集め、プランを計画し、実行するということを繰り返すことで、神経回路がつながっていく。

仕事においても提示プロセスは必要。提示をいかに上手に受け入れ、実践できるかというのは求められるので、共通性があり、面白い。


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