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好きな事を仕事にする覚悟

好きなことを仕事にすることは、多くの人にとって夢のような話かもしれません。
趣味というのは自分が情熱を持って取り組めることであり、
それを仕事にできれば日々の生活が充実して
自己実現の一助となると夢想することでしょう。
し・か・し、それには多くの挑戦と厳しさが伴います。
そもそも夢想で終わるのか、または趣味を仕事にできたまでは良かったが脱落するなど、きつい現実を多くみてきました。
今回は、趣味を仕事にして22年のわたくしが思う、
「好きなことを仕事にする厳しさ」について考えてみますね。


経済的な不安定さ
好きなことを仕事にする初期段階では、安定した収入を得るのが難しいことが多いです。特に、趣味や特技を仕事にしようとする場合、市場のニーズに合致しているか、十分な顧客を獲得できるかが不透明です。例えば、アートや音楽などのクリエイティブな分野では、成功するまでに時間がかかることが多く、経済的な不安定さを覚悟する必要があります。家賃や生活費を工面しながら好きな事を仕事に昇華させる努力は、それはそれは茨の道でございますw

わたくしがパーソナルトレーナーになった時、日本の市場でパーソナルトレーナーはまだ職業として成り立っていませんでした。
しかし今後日本において絶対的に需要が高まる事を確信していました。
が、
何より自分が生きていく上でやり甲斐のある仕事がしたかった事も事実です。安定した収入や暮らしを得られなくてもチャレンジしたい熱意により、どんな逆境も乗り越える強い気持ちで臨みました。


自己管理の重要性
自分の好きなことを仕事にする場合、特にフリーランスや起業を考えている人にとっては、自己管理能力が非常に重要です。時間管理やタスクの優先順位付けを自分で行う必要があり、自由である反面、自己責任の部分が大きくなります。自分を律して毎日継続的に努力を続けることは、思っている以上に難しいことです。
好きや楽しいだけでは決して成し得ない事に気付かされると思います。これは好きを仕事にして責任を背負って臨むと必ず気付かされます。もしかしたら好きだった事が大っ嫌いになるかも。ここに気が付かないと前述した脱落する組に入るケースが多いです。大っ嫌いになっても真剣に取り組んで成果を上げていくという事は、上っ面だけではない、本当の意味で大好きなのだと思います。


プレッシャーとモチベーションの維持
好きなことを仕事にすると、その活動が単なる趣味ではなく、収入源となります。これにより、プレッシャーを感じることが増えるかもしれません。「好きだから楽しい」という感覚が、「成果を出さなければならない」という義務感に変わることもあります。当たり前の事なんですけどね。こうしたプレッシャーを乗り越え、モチベーションを維持することが大切です。


好きなことが変わる可能性
人の興味や好みは時間とともに変わることがあります。現在の「好き」が将来的にも続く保証はありません。仕事にしてしまうことで、新たな好きなことを見つける余裕がなくなることも考慮する必要があります。長期的に見て、自分が本当に好きなことを続けられるのか、定期的に自分に問いかけることが大切です。


そんな訳で、好きなことを仕事にすることはやり甲斐を感じられる反面、多くの厳しさを伴います。経済的な不安定さや自己管理の重要性、モチベーションの維持、興味の変化など、さまざまな課題に直面するでしょう。しかし、これらの厳しさを乗り越えた先には、大きな満足感と達成感が待っているかもしれません。好きなことを仕事にすることを考えている人は、自分自身の状況や目的を見つめ直し、慎重に計画を立てることが大切です。軌道に乗り成功を掴んだ実感と実績を感じる事が出来れば幸福度の高い人生に突入します。

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