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また竜戦士が一人去る。“ハマから来た竜のサウスポー”砂田毅樹投手、現役引退へ。お疲れ様でした。


今シーズン、既に田島慎二投手、そして加藤翔平選手が現役引退を表明しましたが、また新たに一人のドラゴンズの選手が現役引退を表明しました。


砂田毅樹投手が今シーズン限りでの現役引退を表明しました。


砂田毅樹投手とは?

生年月日 1995年7月20日生(29歳)
出生地 北海道札幌市出身
2013年育成ドラフト1位

左投左打
投手

今季成績
一軍登板なし

通算成績
287試合 防御率3.71 9勝14敗73H 255奪三振
投球回332.2回 WHIP1.37 K/BB2.09

砂田毅樹投手は明桜高校から2013年育成ドラフト1位で横浜DeNAベイスターズに指名されプロ入り。

プロ2年目の2015年に支配下登録を勝ち取ると、同年に19歳11か月で勝ち投手になり、育成入団投手の最年少勝利投手のNPB記録を樹立しました。

プロ3年目の2016年には62試合登板を果たし、
62試合 防4.12 1勝2敗25H 49奪三振
投球回54.2回 WHIP1.23 K/BB3.77

と一軍のリリーフ陣の一角を担うと、翌年のプロ4年目の2017年には
70試合 防3.61 0勝2敗24H 44奪三振
投球回52.1回 WHIP1.32 K/BB1.76
と大車輪の活躍を見せ、キャリアハイとなりました。

しかしながらこの3年目、4年目の登板過多の酷使無双が響いたのか、翌年からは一気に成績を落とし登板数が激減

それでも6年目の2021年には
58試合 防3.24 2勝2敗18H 27奪三振
投球回41.2回 WHIP0.94 K/BB2.08
と復活を果たしましたが、翌年またしても一気に成績を落としてしまいました。

そして7年目2022年オフに京田陽太選手とのトレードで中日ドラゴンズに移籍しました。

移籍1年目となる8年目の2023年にあってはチームに足りない左のリリーフとしての活躍が期待されましたが、結果は僅か18試合登板、防御率4.61と不甲斐ない成績に終わってしまいました。

そして9年目となる今シーズンは逆襲のシーズンを期待されましたが、結果は無情にもここまで一軍登板なしとなり、まだ29歳ながらも今シーズン限りでの現役引退を表明しました。


~感想~

砂田毅樹投手はドラゴンズ移籍2年目、今シーズン一軍登板なしでしたが、それでもまだ29歳。まだまだやれるだろうと思っていましたが、まさかまさかの現役引退表明となりました。

この砂田毅樹投手のドラゴンズ移籍も球界を震撼させたドラゴンズの正ショートであり選手会長であった京田陽太選手とのトレードで物議を醸しました。

私自身、京田陽太選手の大ファンなのでこのトレードは本当に本当に本当に本当に本当に本当に本当に当時も今でも何故トレードしたのかと疑問でしかありませんでした。

当時のトレードの心境はこちら↓↓


その後の京田陽太選手は横浜ではショート以外にもサードやファーストを守るユーティリティ選手へとスタイルを変え、さらにはドラゴンズ戦では異様に得点圏で打つクラッチヒッターとなり、見事中日キラーとなってしまいました。

京田陽太選手にやられまくった試合についてはこちら↓↓


そんな京田陽太選手とのトレードでドラゴンズに移籍してきたのが砂田毅樹投手であり、京田陽太選手の代わりに来た選手ということで厳しい目で見られていた立場でもありましたが、結果は思うような活躍はできませんでした。

それでもこれから逆襲を見せてほしいと期待したのですが、まさかの現役引退表明。まだ29歳とはいえ、これについては本人の決断です。

また、砂田毅樹投手の実績にあっても若くして2年連続シーズン60試合登板以上。そして育成入団という厳しい立場から一軍通算287試合登板は十分誇れる実績です。

ただそれでも高卒3年目に62試合登板、4年目で70試合登板で以降一気に成績を落としてしまったのは、これは当時の横浜の起用法にも問題があったとしか言いようがありません。今の時代はもう3連投しただけで酷使と言われてしまいます。

まさに太く短くのリリーフ投手の運命に従ったプロ野球人生だと思います。

砂田毅樹投手、本当にお疲れ様でした。

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