立浪竜またまた緊急補強!?前代未聞、ついにオフからの第5弾トレード敢行へ!!高松渡選手と西武川越誠司選手のトレード成立。ドラゴンズファンの率直な感想
2023年ペナントレース、前半戦も終えオールスター、そして再び後半戦が始まります。
ドラゴンズは前半戦は借金14の最下位に沈み、後半戦をどう巻き返すのか、そして来季に向けてチームをどう建て直すか注目されますが、そんな前半戦を終えたのを目処に、7/18にまたしてもトレードが成立しました。
高松渡選手と西武川越誠司選手とのトレードが成立しました。
高松渡選手とは?
高松渡選手は甲子園出場はありませんでしたが、滝川第二高校から2017年に中日ドラゴンズからドラフト3位で指名されました。
1年目、2年目は主に二軍でプレーし、2年目には一軍デビューもしましたが、本格的に一軍でプレーするようになったのは4年目となる2021年、当時の与田監督にチームトップクラスの俊足を買われ開幕一軍に抜擢されると、次期セカンドのレギュラー候補として
78試合 打率.250(112-28) 0本 4打点 OPS.532 15盗塁
という成績を残しました。
しかしながら、以降は主に代走の切り札として起用されるようになりましたが、盗塁を決めれない、走塁ミスをする、挙げ句牽制死をしてしまう等、代走要員としても精細を欠くプレーが目立つようになっていました。
川越誠司選手とは?
川越誠司選手は北海高校で甲子園出場し、北海学園大学では投手と外野手の二刀流選手としてプレーし、2015年に埼玉西武ライオンズからドラフト2位で投手として指名されました。
プロ入り後は3年目まで投手として二軍でプレーしていましたが、結果を出すことができず、また持ち前の打力を買われ、2019年オフに外野手へ転向しました。
外野手転向後は5年目となる2020年にプロ入り初本塁打、6年目の2021年は代打で結果を出しスタメン起用も増え、7年目の2022年はプロ入り初サヨナラ本塁打を放つ等、着実に結果を出していたのですが、8年目となる今シーズンは絶不調に陥り、二軍生活となっていました。
~感想~
今回のトレードでオフから続くトレードは前代未聞の5回目、さらに立浪監督が就任してから6回目のトレードとなりました。
今回のトレードに関しては、前回の郡司裕也選手&山本拓実投手と日ハムの宇佐見真吾選手&斎藤綱記投手のトレードと比べれば意図は理解できるトレードなので、なかなか良いのではないでしょうか。
高松渡選手については代走の切り札という立場だったのですが、今シーズンにあっては盗塁数は僅か2個。さらに代走で牽制死というあり得ない走塁ミスをしており、さらにさらに打撃や守備についても、2021年に本格的に一軍起用されて以降、全く成長しておらず、むしろ2021年の時より悪くなっている印象を個人的には持っていました。
特にある試合で龍空選手、村松開人選手、福永裕基選手を既に交代させてしまい、ショートには控えに溝脇隼人選手がいましたが、控えにセカンドを守れる選手として高松渡選手がいたにも関わらず、結果高橋周平選手をセカンドで起用するということがありました。
このことから、代走以外では使い所が一切ない選手と化しており、このままでは高松渡選手がドラゴンズでレギュラーを取るというビジョンが全く見えなかったので、今回の西武への移籍により、西武の松井稼頭央監督の下で何かきっかけを掴んで貰ってほしいです。
特に今の西武は「走魂」として機動力に力を入れているので、高松渡選手の俊足を買われてのトレードになったということでしょう。
一方でドラゴンズが獲得した川越誠司選手については、何故30歳の外野手を?と思うファンがいるかもしれませんが、おそらく川越誠司選手を代打の切り札として起用するために獲得したのではないかと思います。
現在のドラゴンズは正直申し上げると、代打があまりにも弱く、代打の切り札と呼べる選手がいません。
そういった立場になって欲しかったアルモンテ選手は結果を出せず春先に二軍落ち、福田永将選手にあっては先日の阪神戦で怪我をし二軍落ち、高橋周平選手や鵜飼航丞選手も代打ではいまひとつ、そのため本来なら守備固めとして起用されるべき後藤駿太選手や溝脇隼人選手を代打で使わざるを得ないという悲しい状況になっています。
なお、その他に打力があり一軍で起用すべきブライト健太選手にあっては、左手関節三角骨骨挫傷と左手関節滑膜炎と負傷してしまい、選出されていたフレッシュオールスターも辞退ということになっています。
川越誠司選手は今シーズン絶不調ですが、西武では代打としての経験は豊富。さらに今のプロ野球は環境が変われば一気に覚醒するという流れがあります。
とくにドラゴンズについても現役ドラフトで獲得した細川成也選手が和田一浩打撃コーチの下で覚醒し、打線の柱となり、さらに1か月前にトレードで獲得した宇佐見真吾選手が骨折で離脱した木下拓哉選手の穴を埋め、さらにチームの弱点であった5番打者の穴を埋めてしまう活躍を見せています。
この流れで、川越誠司選手にも西武で培った代打としての経験値をドラゴンズでも発揮してほしいです。
川越誠司選手、ドラゴンズにようこそ!!
ドラゴンズは外野手が岡林勇希選手、細川成也選手、大島洋平選手という絶対的なレギュラーに若手にもブライト健太選手や鵜飼航丞選手、さらには守備固めのスペシャリストとして後藤駿太選手と加藤翔平選手という、3年前には考えられなかったのですが、今やかなり激戦区なポジションとなっています。
そのため代打の切り札として、ドラゴンズに足りない要素を補ってくれることを期待しています。
ただバンテリンドームはスラッガー殺しの球場なのでホームランに関してはベルーナドームの方がマシかと思いますが、名古屋という土地は夏は死ぬ程暑いにも関わらず、バンテリンドームは夏は涼しいので、ベルーナドームに比べれば暑さはかなりマシな球場かと思います。
公式が夏はサウナと自虐するほどの球場ってどんな球場なんですかね…
なお、今回のトレードにより、ドラゴンズには
オリックス→松葉貴大、後藤駿太
ロッテ→加藤翔平、加藤匠馬
ソフトバンク→岩嵜翔
楽天→涌井秀章
西武→川越誠司
日ハム→谷元圭介、大野奨太、宇佐見真吾、斎藤綱記
と、パ・リーグ6球団出身の選手をコンプリートしました。
また過去5回のトレードの詳細についてはこちら↓↓