スパイスと占星術

占星術の星の配置から身体に必要なスパイスを考えてみましょう。

医食同源「食は薬なり」と言われております。日常的に身体に入れるものを理解する事が大切です。その中でスパイスは薬効成分として強いものなので、よく理解して取り入れる事が必要です。

占星術を使い、自分の身体に必要なスパイスの種類や時期を認識し、心身共に健康的な生活ができるようになりましょう。

スパイスは、たくさん種類がありますが、ここでは、日本で購入しやすいものを選びました。

スパイスとは

食品の調理のために用いる芳香性と刺激性を持った植物を香辛料(スパイス)と言われています。

スパイスの種類と効能

ナツメグ
整腸作用、鎮痛効果、冷え性改善

バジル
消化促進、通経作用 、抗ガン作用

ローリエ
消化促進、健胃薬、関節痛、神経痛

パセリ
動脈硬化、高血圧、脳梗塞、糖尿病、貧血、むくみ、口臭予防

オレガノ
抗菌・殺菌作用、風邪(呼吸器系、消化器系)

サフラン
血行改善、更年期障害、月経不順、生理痛、ヒステリー、うつ病、不眠、冷え性、動脈硬化、中枢神経

ローズマリー
強壮、血液循環、消化促進、抗菌、発汗、収れん

タイム
免疫力向上、肥満予防、血流改善、肝機能の向上、咳や痰

クローブ
整腸作用、老化防止、抗菌、関節リウマチ

ターメリック　
肝機能、脳機能、コレストロール低下、美肌、アルツハイマー病

フェンネル
塩分排出、むくみ、デトックス

シナモン　
血液循環、冷え性、毛細血管修復、老化防止

ヘンプシード（麻の実）
血中コレステロール、抗炎症、抗感染、湿疹、心臓血管系

ポピーシード（ケシの実）
悪玉コレステロール、動脈硬化、高血圧、心疾患、脳卒中

マンダリン
疲労回復、美肌効果、胃腸消化

ペッパー（コショウ科）
血行促進、冷え性、末端の血管神経

スターアニス(セリ科)
利尿作用、胃腸消化、鎮静効果、利尿作用、血行促進

アニスシード(シキミ属)
喉、気管支

クミン　
整腸、解毒、免疫力、ガンや循環器系

コリアンダー
発熱緩和、血液浄化、消化器系

カルダモン
油分分解、胃腸消化、発汗、口臭予防

山椒
健胃効果、利尿、発汗

ガーリック
強壮、抗菌、殺菌、コレステロール低下

ジンジャー
発汗、血行促進、鎮痙、抗炎症、殺菌、消化促進

天体とスパイス

月
ヘンプシード、フェンネル、ローリエ
水星
フェンネル、パセリ、アニスシード、オレガノ、ナツメグ

火星
ペッパー、ガーリック、ジンジャー、カルダモン、山椒

太陽
サフラン、ローズマリー、スターアニス

金星
タイム、コリアンダー、パセリ

木星
オレガノ、シナモン、ターメリック

土星
クミン、バジル、クローブ

スパイスと占星術

個人の生まれた時の星の配置に現行の天体を重ね合わせてみましょう。下記は、特殊ホロスコープに設定してあります。

基本的には、アセンダントと太陽の体質に影響するトランジットをみていきます。今回は、アスペクトがないので、180度に近い土星と太陽を補う料理を使うと良いでしょう。


この日、黒柳徹子さんに必要なスパイスは下記になります。食事のジャンルを区分けして、スパイスを使用しやすい食事をピックアップしてみました。

使用スパイス
サフラン、ローズマリー、スターアニス、クミン、バジル、クローブ

スープやカレー
クミン、バジル、クローブ

ライス
サフランライス

パスタ
バジルパスタ

炒めもの
ローズマリー、スターアニス、

スパイスと料理

スパイスというとカレーが代表的な食べものです。スパイス多種を使用し、必要なスパイスを入れ調理がしやすい食事だと思います。

また、スパイス料理は世界中いろいろなものがあるので、自分にあった食事をする事をおすすめします。

漢方薬とハーブとスパイスの違い

漢方薬は、植物以外に動物、貝、昆虫、骨なども使い配合して使う医薬品。

ハーブは、ほぼ植物だけを使います。ハーブティーやアロマなどで主に単品で使用される民間療法。

スパイスは、食事に加える芳香性や刺激性を持った植物で、複合的に植物の効能を利用できる民間療法。

どれも植物などの効能を利用した療法ですが、配合量や単品、複合などにより分類されます。

スパイスの価値

その昔、スパイスはもっとも高価なものとして扱われていた時期もあり、薬効成分も解明されていたためか、王族や権力者のみが所持できたスパイスなどもあったようです。金銀財宝と交換されるスパイスの価値は、知る人ぞ知るものだったのでしょう。

占星術でスパイスを選ぶ方法（鑑定方法）

ホロスコープ

１、土星までの天体（天王星、海王星、冥王星を除く）

２、アスペクト（角度）は、０度90度120度180度に限定

３、ネイタル（個人）とトランジット（現在）を使用

４、オーブ3度以内に設定

星の読み方

０度90度180度を中心に関連する天体のスパイスを選択する。

上記サンプルの場合

月
ヘンプシード(七味唐辛子)、フェンネル、ローリエ

太陽
サフラン、マンダリン、ローズマリー、スターアニス

金星
タイム、コリアンダー、パセリ

木星に太陽、月、金星が180度であり、太陽と月、月と金星が0度となる。

個人の木星(肝臓、免疫系、動脈血)にとって、上記の天体のスパイスが必要となる時期とみます。

以下は天体の症状分類

天体の症状

太　陽：心臓、右目、白血球

月　　：胃、子宮、左目、脳

水　星：神経、感覚器官、喉、舌

金　星：腎臓、ホルモン、卵巣、静脈

火　星：筋肉、生殖器、血液

木　星：肝臓、免疫系、動脈血

土　星：骨、関節、歯、胆嚢

また、逆に上記症状から、自分の天体を探して、現行の天体と干渉するアスペクトを探します。度数が切れていても、近いものを考慮して、スパイスを選んでも良いでしょう。

追記として、症状のあるネイタルの天体に120度がある場合も、補助してくれるものとして、トランジットの天体のスパイスをとると良いかと思います。

病を未然に防ぐためにも食生活を見直し、食事は薬と思うぐらいの覚悟も必要だと思いますが、あんまりストイックになると食事も楽しくないので、香りを楽しむという点にも注目して、スパイスを活用することをおすすめします。

読んでいただきありがとうございました。

他記事に書いた「医療占星術で身体の症状や病気を占う」とも共通している点もあります。ご興味あればそちらもお読みください。宜しくお願いします。